beeb's ホームシアター&オーディオ番外編 
DV Camera

1.VX2000 v.s VX1000

ソニーDVカメラ新旧比較

5年間使い込んで、隅から隅まで知り尽くした人馬一体の高画質撮影マシーンVX1000との比較を検証

FX1との比較はこちら


外観仕様

外観については店頭では、比べて比較することは稀だと思われるので、参考まで

VX2000は、簡単にいうと、VX1000の光学部を長くして、デッキ部をコンパクトにして、全長をほぼ同じとしたと言えそうです。一見、VX2000のほうが長く見えますが、実際にはほぼ同サイズです。
それにしても、この色はいただけない。「新しさ」はあるが質感はVX1000のほうが上。しかもキャリングハンドル部の色を黒にしてツートンでごまかそうというのがいただけない。どうせなら、ボディも「黒」にしてほしかったものです

ただまあ、液晶モニタを搭載したわりには、うまくVX1000のイメージを踏襲しておりさすがソニーといった感じです・・・・が・・・・
技術的な問題だったのか、他のユーザーの要望なのか、主要操作ボタンの並びや位置が変わっています
VX1000に馴染んでいればいるほど、とまどう操作性の変更点も見逃せません

操作性についての検証は後述しますが、まずは概要

  1. フォーカス切り替えボタンとNDの前後が入れ替わり、結果的にフォーカスリングとの距離が広がったため操作性に影響あり
  2. NDフィルタボタンが大きくなって、(2段階なので頻度が増えるせいか?)、フォーカス切り替えと間違えやすい
  3. ゲインロックと調整ダイヤルの前後が入れ替わり、ボタンも小さくなって、迷わないはずがありません

操作性について

VX2000は基本的にVX1000の機能と操作性を踏襲しているものの、変更点も多い

■電源ボタンとスタートスイッチ

操作上、最大の改善点でしょう。これまでの二段階操作から解放されるとともに、起動レスポンスが大きく向上しました

■テープの出し入れ
液晶モニタ搭載とのトレードオフの関係で、VX2000は圧倒的に操作が面倒です。なんといっても右手をグリップからはずす必要があるのが面倒です

■外付けバッテリーへの変更
心配していた外付けのバッテリーへの変更は、杞憂でした。F960装着時でも、はみでる部分は少なく、またロックも確実なので、長時間バッテリーの恩恵をフルに享受できます

■ビューファインダーのサイズ変更
スペック上、液晶サイズが小さくなっていますが、正直まったく気になりませんでした
ただインフォメーションサブパネルは他のモデルとの差別化という意味でもやはり搭載してほしかったですね。
また、フォーカスのインジケーターがなくなったのも大きなマイナス点です

■ローアングル操作
液晶モニターと撮影ボタン位置の変更で、大いに便利になりました。電源ボタンと並び操作上の最大の改善点のひとつかもしれません

■フォーカス・ゲイン操作(側面)

明るさボタン
デッキ部分が小さくなったのが原因なのか、かなり後方にシフトしました。慣れるまで大変不便です
また液晶モニターの上向きに使用時にゲインダイヤルが非常に使いづらいことも判明しました。

フォーカス切り替えボタン
ワンプッシュオートの位置とフォーカスリングの距離が離れてしまい、かなりのマイナスポイントです。そのため、マニュアルズームリングとフォーカスリングを間違えてしまいます。

NDフィルタボタン
これまた同様に、位置が変更されています
VX1000の「A/Mフォーカス切り替え」の位置に、「ND切り替え」があり、慣れるまでは間違ってしまいます

■マニュアル操作ボタン(背面)

プログラムAE、シャッタースピードボタン
WBと同じ操作手順です。ソニーは携帯電話でもジョグダイヤル式ですが、個人的には馴染めませんが、前後の段階調整がスムースにいくので、大きな改善ポイントだと思われます。

ホワイトバランスボタン
ワンボタン操作での切り替え式から、ボタン選択>ダイヤルとなったため、慣れが必要です。できれば、両方使えるようにしてくれればよかったのですが・・・
プリセットはダイヤルのプッシュなので、これまた慣れが必要です。やや使いづらいか?

マニュアル録音レベルボタン
位置としては左手の操作をするには、操作しやすくなりました

■フォトショットボタン
フォト撮影モードのロックボタンが装備され、「うっかりフォトモードにはいってしまった」ということがなくなりました。フォトモード時に強制的にプログレッシブ&メモリー記録になり、テープへのDV静止画記録は、通常の動画モードの状態でフォトボタンを押すだけなので、これも便利ですが、「クリアフレーム」処理がなくなったのが痛いところです。(もっともプログレッシブモードでテープフォト記録が可能)

■カスタムプリセット
VX1000でのカスタムプリセットボタンが確認だけだのに対し、VX2000では設定変更が可能になり操作性が大きく向上。「-3db設定」がなくなり、新機能として「AGCリミット設定」が追加され大いに実用的。

新機能と使い勝手
■プログレッシブ

動画での活用価値はともかく、メモリー記録、テープ記録とも静止画の画質が向上
メモリー記録の場合は、VGAサイズとして活用価値は十分。

撮影機器情報
メーカー名: SONY
モデル名: DCR-VX2000
シャッタースピード: 1/100 秒
絞り値: F4.8

PicturGearで撮影日、情報を確認できます

クリックして拡大 189KB
VX2000
スチルデジタル画像としては、VX2000の高倍率ズームや操作性において画作りが楽しめる
テープフォト記録については、一度メニューでプログレッシブに切り替える必要があり、実用上不便は否めない(インターレース/プログレッシブの切り替えはメニューの上部階層にあり、比較的手間はかからないようになっていますが、できれば独立ボタンが欲しいところです

さらに動画モードとフォトモードで、個別のカスタムプリセットが可能なので、AEシフトと輪郭強調、色レベルをJPEG静止画向けに設定が可能
PC取り込み時の違和感が払拭できる

■マニュアルズームリング
いまのところ、搭載のメリットは感じられません。インナーフォーカスだから仕方がないのでしょうが、この反応のダルさは、使えません。これなら、Panaのマッハズームの方がよかった・・・?
ただし、ローアングル使用時は、結構重宝するかもしれません。

■2段階のNDフィルター
効果は未検証です

■逆光補正ボタン
こんなの使わないとは思ってましたが、結構便利です。電源を切ってもメモリーされるので、切り忘れに注意が必要です

■高輝度スポット補正
正式な呼び名がわかりませんが、結婚式等でのスポット白とびには非常に実用的と言えそうです

■AGCリミット
カスタムプリセットで、オートゲインのリミットを6dbと12dbで設定可能となり、低照度での撮影が気軽になりました。VX1000の「夜景モード」(9dbリミット)の変りに大いに活用しています。

■デジタルエフェクトとフェーダー
こんなものいらないと思いながらも、意外と楽しめるものでした。編集レスでの撮りきりであれば効用あり。

その他気になる点
■ストラップ金具の位置
VX2000になってストラップ金具(後ろ)の位置が、撮影ボタンのすぐ上に変更
ストラップ使用時に邪魔になります。私の場合は、落下防止用の短いストラップを付けているので真剣に邪魔です。

■ビューファーユニットの取り外し
VX1000では予備のビューファーレンズユニット(正確な呼び名が不明)を用意して、大型アイカップとの変更を容易にしていたが、VX2000のほうが取り外し難い。

■フィルター径の変更
58mmになってしまったので、ワイコン、フィルタの買い替えがやはり・・・。

■メモリー静止画のファイル名の連番機能
いまどきのデジカメとしちゃ、この機能がないのは不便・・・。ファイル名が重なっちゃうので、別途なんからの対策をとらねばなりません。

画質について少しだけ

まだ十分な比較検証をしませんが少しだけ・・・

■感度の向上によるメリット
評判どおり、レンズ、CCDの総合的な感度が向上し、AGCリミットとノイズ低減回路の恩恵で、夜景および屋内撮影における画質向上には目をみはるものがあります
PanaのDJ1やDJ1000とはダイナミックレンジが圧倒的に違います

たとえば、VX1000がオートで+6dbでの屋内撮影の同条件において、VX2000のゲインは0dbといったところです。またゲインアップが同じ場合(12db程度)のノイズ感がまったく違います

AGCを6dbにするか12dbにしておくかが、目下検証中ですが、わたしの場合の標準設定は以下のとおり

設定項目

動画時設定

静止画設定
AEシフト

デフォルト

+1
画質

デフォルト

-1
色の濃さ

デフォルト

+2
AGCリミット

6db

12db

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