液晶プロジェクター
SANYO LP-Z1 http://www.sanyo-lcdp.com/z1/
![]() |
bebe'sでは、4代目になる液晶プロジェクター。 通称クォーターハイビジョン(964×544)×3枚のワイド液晶に、130WのUHPランプ。シアターモード時28dBはほんとに静か この画質と使い勝手が、この値段ならぜひともオススメのモデル |
bebe's4代目のプロジェクター。はじめてのワイドパネルのモデルです。実売10万円台後半で買える廉価モデル(定価24万円)。映画みたけりゃ、32型のハイビジョンより断然こちらというオススメ品(32型のハイビジョンテレビより安い)
液晶バネルは、16:9のワイドで、画素数は 964×544。
よくわかんないんですが 1920 × 1080 のハイビジョンの縦横半分=面積1/4=クォーターとよばれていて、たしかにハイビジョン映像は、前モデル(LP-A7 800 × 600 のV圧縮スクイーズよりもずっと画素を有効活用できていて精細感もあります
また、このモデルの画質面でのよいところは、プリセットの「シアターモード」がなかなか優れていること
当初は、カラーフィルターなども試したのですが、前モデルLP-A7のような青の強い固い絵からホワイトバランスをとっていく必要もなく、スクリーンの輝度や反射によって、「シアター」から、明るさとガンマをいじるだけで、そこそこの画調になります
もっとも、低価格モデルだけあって、仔細なRGBごとのガンマ、バイアスなどの調整ができないためきっちりとした追い込みはできませんが・・・
LP-Z1はこんなモデル
外観と仕様
前モデルにつづいてのサンヨー機ですが、値段も過去のどのプロジェクターより安いし、デザインやサイズが、ふつうのリビングに常設するという点ではいろんな点で優れたモデルです
まず、レンズカバーを兼ねた蓋があること。レンズがあって、いかにもプロジェクターでございますというところがない
これが普段の状態
真ん中が電源ボタンになっています

蓋をあけるとこんな感じ。前面の向かって左の穴は、スピーカーではなく、放熱用で、蓋を閉めると電源も切れてしまいます
ただ、「上下左右レンズシフト」+「短焦点」+「蓋を閉めればプロジェクターだとわからない」が、レイアウト制限の多いこども部屋兼リビングへの常設にはもってこいです

世界初か?左右レンズシフト・・・。画面の1/3動きます。けっこうなシフト量で。ワイド90インチ相当で、プロジェクターの位置がスクリーンセンターより50cm程度は自由度があります

レンズシフトは、前々モデルのZ4000で便利さは実感してましたが、Z1の良い点は、レンズシフト中央での光軸が、ほぼ画面中央であるため、床置きから、天井まで、あえて天地反転させなくても普通の家の天井の高さだと最適な高さに投影できることです
普通は、レンズの高さがスクリーンの一番下あるいは上(反転設置時)という制限があるのですが、これがフリーになります
さらに、左右のレンズシフトによって、スクリーン中央とレンズの位置を合わせることから開放されます
まあ、実際には、プロジェクターとスクリーンのあいだに、「自分」を含めた遮蔽物がない位置に制限されるのですが・・・・
レンズシフトの操作はマニュアルのみ。ダイヤルの固定がいまいち剛性感がないのがNGですが、価格的に文句はいえません
当初はこんな感じで設置・・・

その後、こども向けの収納スペースの関連でシェルフを導入しました
左右の位置や高さが変わりましたが、スクリーンに映る位置も大きさも同じにすることができます

このシェルフは、こどものオモチャの片付け用のためなので、見栄えのよいもんじゃありませんが、スクリーンの中心位置は、このシェルフの中央辺りのため、左右レンズシフトの効用がでています
他社のモデルだと、プロジェクターのためにシェルフの位置を変えないといけないところでした
画質調整
プリセットの標準のままでも、LP-A7のような青くささが少なく、一般用途では合格ライン
bebe'sのスクリーンは、ゲイン1.9のビーズなので、ガンマ明るさをしぼって、コントラストはそこそこだせます
LP-A7でつかっていたフィルター・・・現在は「なし」で使用。

リモコン
リモコンは進化しました。
画質調整メモリーの呼び出しが「順次切り替え」と「ダイレクト×4」なのでソースごとのばらつきや、肌色補正、白黒伸張をメモリーしておけば効果と有効性が簡単に確認できます
アスペクトの切り替え 「フル(16:9)」・「ノーマル(4:3)」・「ズーム」も、メニューに入ることなく、ダイレクトに切り替えができて便利
また、入力切り替えもダイレクトになってます

これがA7のリモコン↓

・使っているあいだ中ずっと不便を感じていたのが、
画質メモリーが1つしかない
コンポーネントケーブル&セレクター
LP-Z1のコンポーネント入力は変換ケーブルを必要としない色差1系統のみ。前モデルのLP-A7も同様でしたが、ハイビジョンとDVD、できればX-BOXも、手間なく切り替えがしたいというのが目的
当初はD-端子セレクターをつかってましたが、DVIがこれからって時代にゃあ、あまりにも接点ロスが多すぎる> D端子(3箇所)+D端子-RCA(2箇所)

・・で、この作戦 AVセレクター&ビデオ+デジタルケーブル
AVセレクターは、ビクターのJX-S110ってパッシブ型。たぶん買ったのは、10年以上前なのでずいぶんとロングセラーなモデルです
Y=映像端子、色差の2本は、音声用のLRってな反則技ですが、ちゃんとそれなりに綺麗に絵がでます。

入力3系統+モニター出力1+RECアウト2系統のパッシブタイプなので、モニター出力にプロジェクターをつなぎ、DVPとXBOXからのRECアウトをWEGAのコンポーネント入力につなぐことによって、目的は達成です
ただし、やはりパラレルのパッシブ型だけあって、Pjへのモニター中に、ソースからのRECアウトにすると、輝度や色乗りががくんと悪くなります。まあ、あまりオススメできる方法ではありませんが、少なくとも、接点が不安定かつ頼りないD端子なんぞよりは画が安定することも確かです
セレクターからの、ケーブルは、手持ちの眠っていたケーブルを復活・・・
Y=Aテクニカのデジタルケーブル(AT6D49)、色差=SONYのビデオケーブル(型番不明 OFC)
テクニカのデジタルは7600円定価なので、残り2本買っても実売1万円くらいだから、これで揃えてもいいかとも思うし、それももったいないような気もしてるので当面はこの組み合わせです

写真左はS端子。最近はS入力のNTSCをプロジェクターに移す機会は自分で撮影したDVカメラ映像くらいですが、いちおう繋いでいます。
電源ケーブル・コネクタ
コストダウンの余波か?前モデルLP-A7が、IECインレットだったのに比べて、LP-Z1は、3ピンの変形メガネタイプ。オヤイデや市販メガネを試してみましたが、NGでした
壁コンをオヤイデSWO-DXにして、(強力アース付)でつかう予定(現在はレビトン5362)
壁コン換えて効果があったら、付属ケーブルのプラグだけ換えて、フェライトコアのノイズフィルタはずして、ノイズビートやアルミテープなんか巻いたら効果があるのかしらん?
2mなのでストレンジラインを新調するのもよかったりして・・・。
できることなら、LP-A7につかってたMITのZcodeUをコネクタ換えてつかえないもんか?

LP-Z1の bebeのユーザーレポート(ここが不満)
ここが不満
LP-Z1は、価格と画質や使い勝手を含めると、なんら不満をいうべきところもないのですが、不満もあります
1.コンポーネントの入力系統が1系統のみ
まずなんといっても画質以前に、いまどきやこれからは、すくなくともDVDとハイビジョンの2系統のコンポーネント入力は備えるべきでしょう。
サンヨーもユーザーのリサーチをしたっていってますが、なにを聞いてるんだか・・・
他社製品と迷った場合、DVDとハイビジョンを入力切り替えできないとなると、敗因になるおそれが大です
D-SUBのRGBを代用できるようなオプションBOXなどやバージョンアップをすべきでしょう
これからは、地上波デジタルもはじまるわけだし・・・
おかげで、ユーザーとしては、いらんセレクターをつかわざるを得ません
2.電源ケーブルが特殊な3ピン仕様
これも、手抜き仕様・・・・へんなところで、コストを落とさないでいただきたい
昨今は、映像も電源ケーブルで違いがでるのは、この手のプロジェクターユーザーでは広く認識されているはず・・・

前モデルのLP-A7では、通常のIEC規格の電源ケーブルがつかえた(MITのZcodeUを使用)のに、これじゃあね〜
こんなところに、コスト削減の落とし穴があります
3排気と光漏れ
排気は右後方・・・ほんとに熱い風が・・・
後方設置では、まったく問題がありませんが、短焦点モデルなだけに前方設置する方も多いはず
それにしちゃあ、右後ろからの光漏れと熱風はどうしたもんなのかね〜
前方設置は正直オススメできません

4..入力周波数の自動認識が甘い
コンポーネント入力時、たとえばハイビジョン(D3)から、DVD(D2)などに切り替えると、ちゃんと追従してくれないことが多い(DVDをいちど停止して再生すれば出画)
A7では問題なく、認識してくれていたのに・・・これは個体差なのか仕様なのかメーカーに確認中ですが、どうもサンヨーのサービス体制はあまりよくない・・・その点、シャープなどは調査対応が偉い
また、DVDの条件が悪い(傷ありディスクなど)で強烈な、ブロックノイズがでたり、天候不順で、BSDの電波BSDで電波状態が悪くなったときも同じで、いったん絵が途切れると復帰しないことがあります
たとえばセレクターでハイビジョンからDVDのプログレッシブに切り替えると、オートでは認識してくれないことが多い。
このときは、DVDをいちど停止して、再生すると表示されるのですが、ここもいただけない
4.クロスカラー、色ズレ
個体差もあるんでしょうが、けっこう盛大です。レンズシフトの影響もあるのかもしれませんが、けっこうズレます。
原因不明ながら、1080iのハイビジョンでけっこう頻発します
コンポーネントでいれてるのに、Y/C分離がなぜこんなに甘いのかわかりせん
4.フォーカスが均一でなく、さらに甘い
おそらく、レンズの問題だと思うのですが、スクリーン中央と周辺のフォーカスがずれていて、たとえば字幕にフォーカスをあわせると、画面端がボケます
DVDのメニュー画面よりも、高精細のハイビジョンのEPGなどではすぐわかります
けっきょくのところ、クォーターハイビジョンといっても、レンズがしょぼいんじゃあせっかくのパネルが泣いてるって感じです
これは、ズームをテレ端(望遠側)でつかっているせいかもしれませんが、投射距離が馬鹿みたいに短いメリットが、環境によっては仇になっているように思います
また、他の要因があるのかもしれませんが、ハイビジョンでは、フォーカスがどうもピシっとしない
これはPanaのBSDチューナーとのマッチングかもしれないのでなんとも断言できませんが・・・
これはとくに、ハイビジョンソースではけっこう気になります
仕様 メーカーサイトより無断転用
品番 LP-Z1(K)
方式 3原色液晶シャッター投映方式
光学系 ダイクロイックミラー分離/プリズム合成方式
液晶パネル サイズ 0.7型×3枚、アスペクト比16:9
駆動方式 ポリシリコンTFTアクティブマトリクス
画素数 524,416画素(964×544)×3枚、総画素1,573,248
配列 ストライプ
投映レンズ 手動ズーム(1〜1.2倍)、f=21.2〜25.4mm F2.03〜F2.34
光源 130W UHPランプ
画面サイズ※1
最小30型〜最大200型(約1.1〜約6.0m)
色再現性 フルカラー(1677万色)
明るさ※2 700ANSIルーメン(ブライトモード時)
周辺照度比※2 90%
コントラスト比
(全白/全黒)※2
800:1
騒音※2
28dBA(シアターブラックモード時)
対応走査周波数 水平 15〜80kHz
垂直 50〜100Hz
ドットクロック 〜100MHz以下
表示可能解像度
(RGB信号入力時) 640×480〜1280×1024ドット
コンピューター入力 映像;ミニD-Sub15ピン×1
ビデオ入力 映像;コンポーネント入力(RCA端子×3)Sビデオ入力(S端子×1)
コンポジット入力(RCA端子×1)
制御入出力、他 サービスポート;ミニDIN8ピン×1、(※サービスマン保守用)
主電源スイッチ(ON/OFF、シーソースイッチ)装備
使用温度 5〜35℃
電源 AC100V(±10%)、50/60Hz
消費電力 ブライトモード時;210W
シアターブラックモード時;180W
待機時12W
外形寸法 (突起物含まず) 幅333×高さ108.5×奥行246.5mm
質量 3.4kg
主な付属品 着脱式電源コード(2m)1本
ワイヤレスリモコン1個(単3乾電池2本付属)
ビデオケーブル(3m)1本
※1 16:9画面投映図
※2 社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会で定めた「液晶プロジェクター測定方法・測定条件に関するガイドライン」 (1999年6月)に基づいています。
※3 記載された商品名、会社名等は各社の商標または登録商標です。
※4 外観、仕様は予告なく変更することがあります。