ヘッドフォン V.S スピーカー

2001/3/2

Homerさんとこの掲示板で、高品位ヘッドフォンでのHiFi再生の話題になりました。

65号でも紹介させていただいたように、bebe'sには「じんけい」さんから教わったAKGの240モニターヘッドフォンがあります

その後、ナカミチのアンプのスピーカー端子とヘッドフォンジャックに変換する改造プラグをAテクニカのに替えました。ソニーのケーブルは細すぎてバナナプラグから抜けてしまうからです

SONYのケーブル

Aテクニカのケーブル

ART LINKシリーズで芯線も結構太いので○

このAKGで聴いてみると、ナカミチアンプのこれまで気にならなかった部分がいくつか露呈します

無音時の「サーッ」というノイズと、他のチャンネルとのクロストークです

とはいってもクロストークは、接続していないソースを選んでボリュームをあげると、別の入力がかすかに聴こえる程度で事実上は問題ありません

が、精神衛生上よろしくないので、CDからナカミチまでのアナログとデジタルの接続を替えてみました

CD(X5000)アナログLR > AVセレクター > ナカミチ

という構成で、デジタルはダイレクトにつないでいます

こうするとAVセレクターの電源を落とせば、まったく聴こえなくなります

もしかしたらアースのループ問題の点からもいいのかもしれません(これは関係ないかも)

で、状況としてはナカミチには、CDとDVDからのデジタルと、アナログはAVセンターからの一本だけになりました

ここであらためて、ナカミチにつながってるケーブルを見ると、スピーカーケーブルを除いてすべてがMIT製です

  • CDP>MIT DigitalReference
  • DVDP>MIT T3 Digital
  • AVセレクター>MIT T5i
  • 電源>MIT Z-Code2

さて、本題のAKGヘッドフォンとFB1との聴き比べです。

たまたまリトルプラネットがnino宅にでかけているので、AKGとFB1をナカミチのスピーカー端子に両方つなぎました

FB1は、S/Aラボのケーブルで端末はYラグ(スペード)端子、AKGはバナナなので簡単です

今回の試聴テーマは、録音ソースの良し悪しを踏まえてのチェックです。

高品位ソース代表

J-POP代表

私のいる時間(輸入盤)
ホリーコール
〜名探偵コナンテーマ曲集
小松未歩・Zard・B'z他

試聴にあたっては、通常のリスニンポジションで、ヘッドフォンをはずしたりつけたりというやりかたです。幸い、AKGの600オーム88dbとFB1の8オームの90dbが聴感上ほぼ同じに聞こえます

なお参考までに、AKGの周波数レンジは15Hz〜20KHz、FB1は25Hz〜25KHzとなってます

ホリーコールの高品位録音ソースでの比較

AKG:中低域に厚みがある感じ、音の広がりは制限され、このディスク独特の空間表現は不可能

FB1:AKGとくらべ中低域の量が少なくフラットな印象だが低域〜高域全般にわたって違和感はない。ボーカルと楽器が明瞭に分離し、スピーカーの幅より広い空間での音場再現となる

ためしにDACを切り替えてみましたが、AKGでは音調の変化はあるものの定位はさほど変化しないのと対し、FB1では相当に変化がでる。押し出し感ではアナログ接続だが、この空間表現ではデジタル接続に軍配!

J-POPオムニバスでの比較

AKG:中低域にやや張り出しがある感じが幸いして、聴き易い。空間表現は稀有なものの、いい感じでバランス。左右からのクロストークが0がいいのか?音の分離は明確だが、音の粒は大きめ。DACの違いはほとんど感じられない

FB1:スピーカーの中央にこじんまりと定位。アナログ接続ではいくぶん音が前にくるが、広がりはでない。デジタル接続では、さらにこじんまりとしてしまう

とまあ、わたしなりの印象です。ヘッドフォンとしてAKGがどれくらいのパフォーマンスなのかわからないのと、ケーブルの違があらわれたのかほんとのところはわからないのですが、わたしとしては、やはりスピーカー再生にオーディオの醍醐味をあらためて感じました。

とくに私の場合は、もともとサラウンドの空間表現を長く楽しんできたこともあり、音そのものだけでなく、空間定位やステレオフォニックによる立体感を楽しむことがひとつのテーマだからかもしれません。

今回はの実験くんでは、ヘッドフォンとスピーカーの空間表現の違いを確認することになりましたが、私の求めるオーディオの方向性が、左右のスピーカーからのクロストークの絶妙な混じりにより、音を立体的に捉えたいということと、ヘッドフォンで聴こえる音すべてをスピーカーで再現したいといういうことを目指していることによるかもしれません。

さらに実力の高いヘッドフォンで聞き比べたらどうなるのかな?ということでこれは将来の課題になります。