YAMAHA NS-700X MONITOR

2001/3/29

先週末に、近所のおじさんが引越しされるというので、スピーカーやら倉庫に眠っているAV機器をいただいてきました。

そのおじさんは、もう10年以上前のプロロジック以前のころに、ホームシアターシステムを組んでいて、当時のヤマハのサラウンドプロセッサー、プロロジックプロセッサーで、センターなしの8chくらいのサラウンドを組んで、リアプロにEDベータやLDなどを投影していたようで、ある雑誌の当時のシアタールームが写真入りで紹介されてたりします。

いまとなっては、納屋を占領するだけの骨董モノもあり、壊れたEDベータや、初期のプロロジックデコーダーやらいろいろ物色してみました。

・・・が、どうせもらってきてもおそらく使わないので、スピーカー2組とSWをいただいてきました。ほかにもDSP-1なるプロセッサーをらってきました。

で目玉は、コレ >YAMAHA SN-700X MONITOR

あとでわかったことですが、このモデルは、80年代から90年代初頭にかけて各社が定価59800円で争っていた「598戦争」の後期のモデルのようです。

ちなみに、メールでヤマハに問い合わせたら快く返信をいただきました。

NS-700X 当時の標準価格¥59,800(1台) 販売期間 '86年10月〜'91年10月
主な仕様
形式:3ウェイ・バスレフ型

ウーファ:31cmピュアカーボンコーン型
スコーカ:10cmピュアカーボンコーン+アモルファスダイヤモンドセンタードーム型
ツィータ:3cmアモルファスダイヤモンドドーム型
クロスオーバー周波数:500Hz、4kHz(12dB/oct)
再生周波数帯域:28Hz〜23,000Hz
インピーダンス:6Ω
許容入力:100W
ミュージック許容入力:200W
出力音圧レベル:92dB/W・m
外形寸法:380W×672H×344D mm
重量:25kg

ただ、もらってくる時点では、詳細はわからないまま、25kgもあるのをクルマの後部座席とトランクに積んできましたが、家にあげるまで結構たいへんでした。

この日は、奥さんがおでかけしていたので遠慮なく、リビングにどっかと置いて、ケーブルをFB1とつなぎかえたナカミチで鳴らしてみました。

こどもは、ウーファーを触っておりましたが、結構しっかりしたカーボン素材なんで簡単には破かれなさそうです

で、とりあえずこども向けのビデオソース「きかんしゃトーマス」で音を出してみました。


こんな感じ。黒い3WAYはなかなか恰好いい

低域は30cmウーファーと約90リットルの大容積エンクロージャーのおかげで、非常にたっぷりしていています。リアの上部に小さいバスレフポートが空いています。高域が軽いものの、キンキンしたところはなく、総じて聴きやすい音色でした。

ブロックのベースにのせるとちょうど耳の高さにツィーターが来ます

音について気がついた点を簡単に

FB1に比べると、まるでDSPのホールエフェクトやルームサイズを替えたようなな感じです(ようは音の立ち上がりが遅くて、収束もおそいので、響きの時間が長い・・・)

音量をあげると、さすがに低域のだぶつきや反応の遅れがきになったりします

またトーマスのナレーションなどでは、サ行が耳につくこともないのですが、歯切れは悪く、なんとなく定位があいまいだったりします。もっともケーブルは、S/Aラボではなく、置き方もラフなせいもあるでしょうし、リトルプラネットと組み合わせるとどうなるかもわかりません

その後、「SPEED」のDVDなどを鳴らしてみましたが、これはFB1よりも中高域に華があって、たっぷり、ゆったりしたしたベースのおかげで聴きやすかったりします

その後、子供がお昼寝してるあいだに、リファレンスソースを鳴らしてみました

バッハ無伴奏チェロ

FB1と比べると、たっぷりした低域で、なかなかゆったりと聴けます。音量を上げると、破綻しますが、小音量で鳴らしたときの曲の感じは悪くありません。響きがながくて軽いエフェクトがかかっている感じがします。

アランフェス協奏曲

こりゃ全然ダメ。まず響きが強すぎて、各パートの音ががごちゃごちゃの輪唱状態です。ギターも基音が聞こえず、定位ものっぺりしてしまいます。

ホリーコール・私のいる時間

前後左右に音場がひろがり、スピードのあるソースなんで、それなりになりますが、ボーカルに華がありすぎで、ひろがりも不自然です。

最後に、DVDの「グラディエーター」(DD)

オープニングの戦闘シーンです

全体的に効果音(剣のふれあう音など)に質感がない、金属音が軽い、馬のひづめの音も軽い、移動のスピード感じがないといった不満が明解に聞き取れます
この点はFB1が優れているのかYAMAHAが甘いのかは、なんともいえませんが、ヤマハのモニターも95年あたりから白いウーファーをつかいだしてからは、より現代的ソースに適応した音づくりをしているようなので、この当時としては、そういった用途よりもアコースティックな感じで音作りがされているのかいなぁなどと、いっぱしに
思ったりします

うーん。この「あまさ」と「量感」のバランスがなかなか面白い。自室に持ち込んで、まもなく到着する32ワイドと組み併せてDENONのアンプででもならしたろかと考えましたが。さすがにこの大きさは6畳間にはでかすぎで、とてもコーナー設置予定のテレビとバランスがとれそうもなく・・

結局、となりの実家のさらに古い20年選手と取り替えることになりました