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2001/6/17 ここんとこ、なかなか時間がとれなくてコラムネタばかりたまって更新できません。 もう2週間以上前に。BBSでお世話になってるkin-yaさんから、 ![]() kin-yaさんは、PMCのMB1を中心としたAVサラウンドメインを組まれている方で、DVDPの9000ESのSACDからオーディオに目覚められたようです。 アンプはソニーの9000ESにブライストンの5chパワーだったところに、2CH用になんと最近、超ど級のDVDPを発売したAyre Acousticのプリアンプ(K-3)を導入されたしたもよう・・・。 >Ayre Acoustic わたくしとは懐事情による機器のグレードの差はありこそすれ、去年1年にわたくしがFB1の導入とX5000の導入を契機に、サラウンドから2chにはまっていった勢いに通ずるところがあって親近感をいだいてしまいます。 さて、「XLOのテスト&バーンインCD」ですが、kin-yaさんとしては、Ayreのプリアンプのブレークイン(初期慣らし)用として購入されたようで、Ayre推奨の200時間をブレークイン用信号でされたようです。 私の所有ディスクのLLC-5(SAEC・AudioSauce社)にも、バーンイン信号が収録されていますが、ほぼ同じような感じです。
わたしも機器やケーブルなどを入れ替えたときは、エージング用のスイープトーンをつかっていました。 スイープトーンを聴かれたことがない方のためにどんな信号かというと、イメージとしてはFMラジオの局のあいだの「ザーっていうノイズ音」とが「低い周波数から高い周波数の音」が繰り返されるような感じです。 FB1を導入したときも、バーンイントラックを夜通し、結構な音量で流していましたが、もし泥棒なんぞがはいっても気味悪がってにげていくんじゃないかと思われるような感じです。 さて、このCD、バーンイン信号だけでなく、スピーカーセッティング、ルームアコースティック調整用のソースも収録されています。 スキャナとOCRで解説文をテキスト化してみたので、興味あるかたはこちらをご覧ください。 時間があれば、じっくりうちでのテスト結果を報告したいのですが、きょうのところは、とりあえず興味深かったトラックを紹介します。 1.ハンドクラップソース(トラック4) 無響室にマイクを設置し、手拍子を一定間隔で何度も繰り返した音声が収録されています。 拍手は同じ音量で、収録されているので、これを再生しながらリスニングルームにおける場所の違いによる響きの違いを試すのに最適なソースです。 もともと私的には、響きにせよ、再生装置の違いにせよ、音楽ソースを用いるよりも、ライブの拍手音源や水の音などの自然音源のほうがわかりやすいので、こういったソースでは定位や響きの違いがわかりやすいものです。 音楽だと低音や音量でだまされやすいんですね。(もっとも最終的な音質セッティングは音楽を聴くためのものなんですが・・・) ここで興味深い発見があったのは、D/Aコンバーターによって収録されている拍手の残響がかなり違ったことです。 CDP、プリ、メインは同じ、X5000でD/A変換した音とプリアンプ内蔵のD/A変換した音では、響きの時間が全然違って聞こえます。 X5000の音は、拍手の音の減衰が早いというか、残響がない音で拍手に聞こえないのに比べ、ナカミチ内蔵のコンバーターでは、残響をともない拍手に聞こえます。 文字で表現すると・・・ 「パッ」っていうのと「パン〜」・・・・そんな感じです どちらが音源に対して忠実なのかはわかりませんが、違いがあることは確かです。 これだと部屋の響きの影響以前の問題ですが、本来はヘッドフォンで聞こえる音を基準にスピーカーからの響きを調整するなどの使い方がありそうです。 2.直接音と間接音(トラック6) キース・ジョンソンというHDCDの開発メンバーでもある有名な録音エンジニアが、固定されたマイクを中心にしゃべったり、ウッドブロックやシンバルを鳴らしながら、マイクから遠ざかったり、左右に移動したりするチェックトラックです。 最初はマイクの正面の近い距離で喋っているので主に直接音だけがマイクに収録されています。この音を基準に、遠ざかるにつれてと部屋の残響が加味され、響きが加わってくるわけです。 実際には、このソースをスピーカーから再生すると、さらに自分のリスニングルームの響きが加わるのでどう判断すればいいんだろ?とは思うものの、実際に再生してみると、ややライブ気味のbebe'sルームでの響きを加味しても、キースジョンソンが喋りながら、動いている位置や移動感も表現できている感じです。 キースジョンソンがいうには(英語で)には、どこにいても「声の質が変わってはいけません」ということなんですが、マイクからの位置が違うので音量はかわるわけで「声の質」っていわれても「よくわかんねぇぞ!」というのが感想です。 とまあ、キース・ジョンソン氏がシンバルを鳴らしながら・・・ マイクから向かって、右→左→マイク背後一左一中央マイクの正面と歩き周ってくれるのですが、自分がマイクになった気分で音を聞くわけですが、マイクの背後での聴こえ方は、やや頭上後方の定位といったところです。 レーザーセッティングで位置決めをしたあと、このトラックを何度も繰り返しながらを部屋の残響特性に合わせて、微調整を繰り返していけばよいのでしょうが、なかなか根気のいることです。 余談ですが、こういう男性の声というのは、音の判断としても有効なソースで、たとえばニュースなどのモノラルの男性の音声はチェックにはなかなか有効です。 紙面というより、根気の都合でここまでにさせていだたきますが、オーディオ好きの一家に一枚あると便利なCDということで紹介させていただきます。 |