「PAD AC DOMINUS」 試聴レポート

2001/7/12

きのうは暑かったですねぇ〜。明け方に息子は、暑いのか寝ぼけながら暴れるし、寝不足ですね。

さて、朝起きてメールチェックしたら、Maestroさんから、「大物ケーブル」のレポートが届いていて、出勤前にかかわらず緊急アップです。

ご自身のWEBサイトで「ケーブル図書館」なるデータベースをはじめられたこともあり、そちらもぜひに・・・

さて、本題。どこで、いくらで仕入れたのかしれませんが、今回は

PADの「DOMINUS」です。

以下、Maestroさんからのメールの転記です

bebeさん、毎度です〜。

ついに、このケーブルの試聴レポートを報告する日が来ました。
Maestro Projectsでも未公開のスゴネタです。bebe's先行で
コラムに載せちゃって下さい。

【試聴ケーブル】

PAD AC DOMINUS

【試聴機器構成】

CDP : LUXMAN D-500
DAC : COMBAK DAP-777 (Reimyo)
Pre Amp : FM ACOUSTICS FM155
Power Amp : FM ACOUSTICS FM411
SP : MACRIEL (Maestro Projects Original)

【試聴ディスク】

「Don't Smoke In Bed」 HOLLY COLE TRIO
「The Stockholm KAZA Session」 REBECKA TORNQVIST
「The Sweetest Days」 VANESSA WILLIAMS
「Just The Two Of Us」 Ralph MacDonald
「Kirk's Work」 ROLAND KIRK with JACK McDUFF

【試聴レポート】

ハイエンドケーブルメーカーPADの最高モデルだけあって、いつもになく緊張感にあふれる試聴開始だった。キズをつけないように取りまわしにも細心の注意を払い、試聴位置に腰を据えたときにはすでに疲れを感じていた。さて、音を出そう!

「おやぁ?」これが最初の感想だった。あれほど期待して試聴に臨んだドミナスが、なんだか普通の音に聞える。なんの変哲もない音なのだ。

そうこう思っているうちに、いつも真っ先に試聴するホリーコールの
「テネシーワルツ」が終わり、次の曲に変わっていた。そこで初めて
ハッと気が付いた。いつも以上に試聴する気で臨んだにもかかわらず、なんの感想も持たせないままに時間が過ぎてしまうとは、もしや…


そして、リモコンで再度「テネシーワルツ」をかけてみる。次の瞬間、
「なんだこりゃ!普通のレベルが高すぎるぅ!」一聴するとごく普通の音なのだが、実は細部におけるレベルが比類無く高いのだ。量感力感、繋がり…多くの試聴ポイントにおいて帯域バランスが整っており、高水準でまとまっている。あまりにも高バランスのため、細部における特徴を聞き出し得なかったのだ。今度はもっと注意を払って細部を聞いてみよう。

まず、はやり気になるのがヴォーカル。

ホリーコールの声に潤いがあり、艶っぽい。ヴァネッサは透き通るような声質だが、決して線が細くなることなく、肉厚の感じられるヴォーカルだ。

若干残念に思われたのは
Kimber Monocl XL(非売品)よりヴォーカルの口が広がったところだ。


だが、定位感が悪いわけではなく、定位においても非常に高いレベルである。レベッカのハスキーヴォイスも取って付けたような分離音ではなく、適度に且つ細やかにかすれてくれる。

高域には心地よい響きがある。トライアングルの響きは実に伸びやかで、消え際まで丸みを帯びた柔らかい音が保たれる。一方、それとは逆のきっちりとした輪郭を持って欲しいピアノのソリッドな高域においても、一切手抜きが無く、かっちりと締まった響きを聞かせてくれる。電子ピアノは良い意味で電子臭く、金属楽器も同様にリアルな金属臭さを再現する。

中域から低域にかけてはPADらしい密度感のある音だ。量感的にもかなり出ているが、高域とのバランスがとれているために量感があるとは感じないほどだ。同社の下位モデルのELEMENTAやAQUEOUS(ただし、これらにACケーブルは無い)のように、こってりとした中低域という印象より、歪みの少ないスッキリした音とも捉えられる。音の広がりは十分なレベルだが、特筆するようなほどでもない。部屋の大きさの範囲内でしっかりなっているという感じだ。

逆に中央へのエネルギー集中は素晴らしく、立体感と厚みに優れている。ベースは弦が空気を切る音まで再生し、力強く弦をはじくのが良く分かる。音の消え際もだらしなさがなく、かっちりと形を残しながら消えてくれる。バスドラなど、空気の塊が前にドンと出てくるようで、迫力十分だ。

以上が細かいレポートだが、最初に述べたように実にさりげなく高レベルの音楽を奏でるので、意識的に他のケーブルの音などと比較しながら聞かなければ、「良い音だなぁ」で終わってしまうところだった。

特に欠点らしい点はないがあえて言うと、もう少し遊び心があっても良いかなぁと思う場面も少なくなかったことだろうか。音楽性という点だけが、10点万点中7点ぐらいか。あとはほとんど9〜10点だ。

最終的には、また試聴するという義務を忘れて音楽を楽しんでいた。そういう人の心にすっと入り込む魅力を持ったケーブルだと感じてならない。

Maestro----------------------------------
Maestro Projects
e-mail : maestro@ylw.mmtr.or.jp
URL : http://www.ylw.mmtr.or.jp/~maestro
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Maestroさんいつもありがと(^o^)

今回のレポートは、正直なところよくわかんないですねぇ〜。まあ、そのへんがかの有名な「PADのドミナス」なんでしょうか!?

しばらくしたら、馴染んできて、また音がかわりそうな気もするので、またレポートください。

あっと、それから借りっぱなしになってる、「ギンギラ銀にさりげなくパック