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オルトフォンOPT-1000〜バーチャルヘッドフォン

2001/8/07

先週の金曜日から、私の実家に「帰省」をしていたので、コラム更新ができませんでした

もうすぐホームページ開設1周年になりますが、毎週更新してるとなんだか気持ち悪いものです。日記なぞつけたことないのに不思議なものです

さて、今回はバーチャルサラウンドヘッドフォンの光ケーブルの交換です

ヘッドフォンを付属のワイヤレスから「MDR-F1」に取り替えたものの、望むような音がでてこないので、試せるものはなんでも試してみようという目論見です

光ケーブルはオルトフォンの石英素材の「OPT-1000」です

余談になりますが、このケーブルは以前、スカパーの「スターデジオ」用に購入して、一時期CDPにも比較用につかっていたモデルですが、不要になりNate氏に引き取ってもらったものを、わがままいって、MITのT3とまた交換していただいたので、今回の出費は「0円」。効果の読めないヘッドフォンプロセッサーつかうので思い切った投資はできません。

Nate氏からはオマケに、DVDソフトを数本つけていただいて藁しべ長者のような気分です。

さて、ケーブル交換による音の変化です

比較対象は、最廉価モデルのケーブルです。DVDPのS7000とMDR-DS5000との接続で、モニターはMDR-F1。

チェックポイントは、

1.低音SEの量感とセリフの厚み

2.音楽(BGM)

3.バーチャルサラウンドの効果

といったところです。

試聴につかったのはこの3枚

「エアフォース・ワン」〜チャプター7。

大統領機がハイジャックされ、緊急着陸するために護衛の戦闘機が背後に回りこむシーン。

このシーンは、リビングシステムで聴くと圧巻の移動感とLFEのシーンなんですが、バーチャルヘッドフォンだと戦闘機が背後を回りこむ音場が再現できず、突然右から左へ音がまっすぐ抜けていってしまいます。また、SEもやはり量感不足のうえ、アンプがクリップしているようで苦しそう。

ケーブルをオルトフォンに替えると、ほんの心持ちですが、音の移動感と低域の量感が向上します。感覚としては、ダイナミックレンジには変化はなく、全体的に低域寄りにシフトする感じで音が安定する印象です。情報量も増えたような印象もありますが、これはかなり微妙で繋ぎかえて聞き比べないと断言できるレベルではありません。

「M:I2」〜チャプター14。

敵のアジトからの脱出シーンです。

BGM、ヘリのローターの音、敵の機銃がヘリにあたる跳弾、そしてガスタンクの爆破音のリアリティとスピード感の再現です。

このシーンもヘッドフォンでは、どれをとってもすっきりしないのですが、ケーブルを替えてもほとんど差がないというか、不満なところはまったく解消されません。

跳弾の音がやや重心がさがって落ち着く分だけ、スピード感が後退するような感じもあります

「もののけ姫」(輸入盤)〜オープニングのBGM

このソースの音は、個人的な印象ではレンジをよくばらず非常に洗練されていて、全編にわたって刺激的なところがなく全体的に大人のサラウンドを味あわせてくれるソースだと思ってますが、このソフトにかぎってはヘッドフォンで聴いてもかなりいけます。

ケーブル交換の違いはBGMで、音楽的に落ち着きがでて、これはそれなりの効果が認識されます。

まとめ

・デジタルケーブルの交換は、SEや低域の量感では、まったくといっていいほど差がでない。

・仔細に聴くと情報量的には増えている印象もあるが、アンプ側がそいつを生かしきれない感じ。

・BGMもMI:2のようなものでは、全体的に音がこもったままならしきれないが、もののけ姫のオープニングのようなトーンでは、違いがでてくる

・ドルビーデジタル5.1chデコードモードでは、アンプとのマッチングから記録レベルが低いと苦しく、ケーブルの違いが生きてこないのではないか?(もののけ姫は、記録レベルも高め)

というわけでCDソースも試してみました

bebe'sの定番ソース

M・マイスキーの「バッハ無伴奏チェロ組曲」です

チェロの独演なだけに、ダイナミックレンジがすごいとか、キレのある高音質録音というソースではありませんが、中低域にたっぷりした厚みがあり、ソロ演奏の定位や音場が楽しめるソースです。

聞き比べるなら、3番の4・・Saravandeが最適。

ケーブルの取り替え比較試聴は、バーチャル2chモードと2chモードともに比べてみました

バーチャル2chモード

音が薄くなり、定位も上方に移動するものの、とてもつまらない音場で聴く気になりません。いちおうケーブルを替えて聞き比べてみるものの私の耳では判別不能。

2chモード

純粋な2chモードでは、ヘッドフォンの持ち味がそれなりに生かされます。ケーブルの違いも、聞き分けられ、しっとりと滑らかになります。

試しに、DVDPのヘッドフォンジャックに繋ぎ替えてみましたが、これまた微妙に違うものの、甲乙はつけられない感じです

この場合は、アンプの違いというよりもD/Aコンバーターの違いでしょうか?

いずれにせよ、このCDのようなアンプの駆動力にあまりパフォーマンスを要求しないようなソースでは、なかなかいい感じで鳴らしてくれるようです。

こうなるとbebe'sのリファレンスヘッドフォンAKGのK240とも比べてみると、やはりクリップすることなく、とても素晴らしい音を聴かせてくれました。(K240だとボリュームレベルはMAXにしないと音圧が得られませんが・・・)

バーチャルヘッドフォンは、なかなかに難しい。その後、ヘッドフォン端子から変換ケーブルでミニコンポのアンプにつなぎ、聴いてみましたが、ミニコンアンプでトーンコントロールいじったり、BASS増強回路を効かせたりしてみましたが、それらしい迫力にはなりますが、印象としてはSWの量感のこけおどしの3万円くらいの5.1chSPセットで聴いているような音になってしまい、聴いていてただつかれるだけっていう感じになることもわかりました。

私の場合、音の基準がリトルプラネットで鳴らしたFB1の音であり、またCDソースにおいても、アンプのSP端子に直結したときの音なので、やはりバーチャルにせよ、音楽ソースにせよヘッドフォンで音を楽しむには専用のヘッドフォンアンプが必要だということが見えてきました。