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MIT 330shotgun

2001/10/3

前回と前前回は、M氏、Y氏の訪問レポートだったので、bebe'sの新兵器のご紹介がおくれました。

bebe'sの音づくりをけっこう根底から覆したのがコレです

MIT 330ショットガン

ご覧のように、ちょいとレトロな外観ですが、なんともいえない迫力があるケーブルです

そもそも、142号でリニューアル宣言したその翌日に、「M氏のMB1」を聴いちゃったことから、オーディオに対するbebeの取り組み方が、ちょいっと変わってしまったんですね

M氏の管球アンプで鳴らすMB1の音は、ひとことではいえないのですが

「やわらかいけど、音スカッととんできてどんなソースでも心地よい」

そんな感想です

とりわけ、綾戸智絵の「夜空ノムコウ」は、それくらいのインパクトがありました

M氏宅から自宅にもどった翌日に、「夜空ノムコウ」を聴いてみたものの、bebe'sの音は、低域から高域までできるだけフラットに解像度とスピード感を求めて、リファレンスとするソースでの適合性の最大公約数を求めただけに、たしかに音の芯はくっきりして太いし、定位も悪くない。

が、どうにもこのボーカルの音がMさんとこみたいに、ゾクっとくるよな感じじゃないんですね

とまあ、そういう経緯で、はたまた混迷モードに陥ってたところに、ちょっと前に試聴のオファーをお願いしてあったケーブルが届いたわけでございます

実は、viviさんから貸し出しいただいている一連のケーブルでの組み合わせである程度、音づくりの方向性がでそうな感じだったので、MITの提供をいただいたfururuさんには、試聴後購入のオファーをいれていたものの

「音づくりがまとまりそうなので購入できない可能性が高い」

とお断りをしてあったのですが、「まあ聴いてみてください」ってなご厚意に甘えちゃったという経緯です

fururuさんも、オーディオシステムの大改造を検討されていらして、手持ちのアクセサリー類をC-AUDIOに何点か出品されています

さて、MIT 330shotgun

外観から受ける印象が、「静かな迫力」というか「貫禄」みたいなものがあり、おそるおそる(ホントにそんな感じ)聴いてみることに・・・

余談ですが、このMITの330ショットガン。

現行モデルと違って、ターミネータも小さく取り回しは、普通のモデルとなんらかわりません。とくにS/Aラボなんかは、かなり固いので接続の時なんかには、ケーブルの張力で機器が動いちゃうくらいなんですが、MIT330はなかなかにしなやかです。

ただ、プラグがあまりに太いので、ナカミチのLRのプリ端子では間隔がまさにぎりぎり。

なにもしなと完全にひっついてしまうので念のため絶縁用のカミをはさんで対応しました。

  

また。MITのアイデンティティである「こぶ(ターミネーターモジュール)」も「アルミ製?」の小型のもので、現行の330ショットガンほどごつくないので、リトルプラネットへも許容範囲です。

なお、「ショットガン」ってネーミング。アメリカ人が喜ぶようなネーミングのようですが、bebeとしてもそれは同じです。

以前、スピーカーケーブルをバイワイヤのShotgunにしようかと真剣に悩んだくらいなので、もともとMITのShotgunってのには憧憬みたいなものがあったのは正直なところです

ちなみにこのケーブル。いつのモデルかは不明なんですが、当時1800ドルの代物であり、現行モデルとはずいぶん音のでかたが違うようです。

 

さておき、第一インプレッション。

音の広がりがすごいです。

WWのデジタルのようなひろがりかたとは、印象が違って、スピーカーの存在をまったく感じさせない音の広がりで、こんな音は聴いたことがありません。

掲示板にいただいた、Maestro氏の表現を借りると「拡散」がすごいです。

最初は私も気がつかなかったのですが、実はこのケーブルfururuさんはMaestroさん経由で入手されたモデルです

とくに印象的だったのがE・クラプトンの「REPTILE」

ラストの曲ギターデゥオは、絶品です

ラストの曲は、最初片側のスピーカーからソロギターが鳴るんですが、この音の広がりがすごいんですね。スピーカーの外側へはもちろん内側にもひろがります

次に、反対のSPからもギターがたちあがり、徐々に真ん中に音がよっていくのですが、この流れるようなつながりが、非常になめらかですっかり魅了されちゃいました。

ただ、いくつかのソースを聴いてみると、MITについては、よいことばかりではなく、ハーモニクスのHS101improvedのような、全体域でのバランスのよい輪郭の丁寧な表現やS/Aラボのストレートな音のよさなど一長一短の部分があります。

ただMITの場合はいずれのソースを再生しても、ことステレオイメージについてはハーモニクスやS/Aラボとは、全然違うんですね。

気になる点といえば、低域の量感やエネルギー感がやや薄い。

それならばということで、ハーモニックスのX-DCSMをタップにつかってみると、ピアノやボーカルまで輪郭太くなるとともに、音場がせばまり、このケーブルの持ち味をスポイルするような感じになってしまいます。

結局、低域のひきしめために、デジタルケーブルをワイヤーワールドのGSVからMITのリファレンスにもどしてから、電源ケーブルの組み合わせをいろいろ試して、とりあえず落ち着いたのがこんな状態

  • タップ>MIT ZcodeU
  • DAC&プリ>MIT ZcodeU
  • CDP>S/Aラボ
  • PA>S/Aラボ

というような布陣になりました。

現状では、いろんなソースを聴くなかで、やや腰高な印象もありますが、S/AのMWTようなリアリティや正確さ、ハーニクスのバランスにはない、個性があります。

まあそういうわけで、

「こりゃ、ここで押さえとかないと、先行き入手できる可能性も薄い」

いわゆる限定品ということもあり、購入オファーをfururuさんにお願いしたという経緯です

とはいえ、bebeは、すっかり資金難。

こうなりゃ手持ちのものを処分してでも資金繰りをしないといかん

ということで、前々から考えていた「ガレージセール」を仮オープンして、WWのデジタルケーブル(GSV)とS/AラボのMWTをてばなすことにより「確保」にいたったという次第です

まあいずれにせよ、「M氏のMB1」のような音にはなりませんが、自分なりの音の追求の第一歩として、しばらくはこのケーブルの特徴をいかすべく、SPセッティングの再調整や部屋の響きの調整などをしていきたい。そんな感じです。

なお、これまではインターコネクトは、デジタルケーブルと電源ケーブルの組み合わせの最後の調整みたいに感じてましたが、ちょいと考え方をあらためないといけませんね

ちなみに、友人ninoに、ハーモニクスのHS101を、貸し出したところこんなメールが帰ってきましたので、ちょいとご紹介(こうでもしないとコラム用のレビューとか催促してもよこさないしね)

ninoはディナウディオコンター2.8を導入したものの、アンプを模索中。インタコはMITのT3からS/AラボのMWTに換えた状態です

 

聴かなきゃ良かった…。
いいねー!

一聴してわかるのは情報量の多さ。
S/Aラボも情報量は多いほうだと思うけど、
細かいニュアンスではハーモニクッスのほうが断然上だな。
ささくれ立ったところがとれて、光沢が出た感じ。
なんとなくアナログっぽさを感じる。

音楽がゆっくりと流れるよう。
コードで聴きたかった。

うーん、さすが試聴王ninoだけあって、音の表現はbebeより流暢なんだけどな・・・。

たしかにディナウディオにはとっても合いそうだなと思いつつこんどは、このMITを貸し出してみよう




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