149

AKG K501

2001/10/8

前回149号でお目見えしたAKGのK501

MDR-F1は、バーチャルサラウンドにつかうには、なかなかのパフォーマンスを発揮してくれるのですが、音楽ソースとくにクラッシックについてはbebe'sのリファレンス AKG K240には大きく水をあけられます


左 ソニーMDR-F1 右 AKG K240

ただK240は、低能率&600オームのハイインピーダンスのせいか、DDを5.1デコードしたサラウンド用途では十分な音圧が得られないないうえ、リアのサラウンド定位などの擬似空間の演出は不得手。

となると、この2つを足して2で割ったようなモデルがほしくなるのが人情というものです

143号で、電源ケーブルについて触れましたが、「AUDIO BASIC」の最新号(20号)にヘッドフォン特集があり、ここでAKGのK240とK501が紹介されており、いっきに興味が向上してしまいました

K501はまえまえから気になっていたモデルなんですが、特集記事のレビューだと、K240に感じは似ているとのこと。

しかもハウジングの構造がわりとオープンでサラウンドでもいけそうな印象です。

レポーターの点数では、ゼンハイザーやスタックスが、完成されたようないい音のようですが、ゼンハイザーはちょっと装着感が苦しそうだし、あんまりまっとうな線でいくのもおもしろくない(第一手に入るのかいな?)

ということで、気に入ったらK240とF1を手放して資金にあてることを前提に、信用払いで購入しました。

・・・で、K501

拡大していただくとよくわかると思うのですが、K240に比べてもオープンな感じです

装着感も、K240がレザーパッドに比べ、メッシュ状で蒸れなさそうな感じ。

実際に装着してみると、ソニーのF1の軽快な開放感とエクセーヌの感覚の心地よさには、1歩から2歩譲りますが、なかなか気に入りました。

ただ、押し付ける張力(?)が、やや強いのと、耳の後ろの骨にあたる部分が長くつけているとややつらい感じもします

比べるとこんな感じです

音の傾向は、たしかにイメージどおりで、ソニーよりもずっと密度感と繊細感があり、音楽ソースとしてもK240にひけをとりません。

低域の量感も3つの中では一番あります。

ただ、肝心のサラウンド適正では、やはりF1には一歩譲ります。映画鑑賞ということで考えると、さすがにソニーのF1は装着感と開放感がすばらしい

今回148号では、触れませんでしたが、IF5000改からRCAダイレクト接続しての試聴では、F1もかなり不満のないレベルになりました。

すでにガレージセールに出品してますが、オファーがなければこのままつかおうかと考えてます。

ただバーチャルサラウンドでも銃声などのSEのキレはK501のほうが一枚上手。さらにつきささってきます。爆音なども明瞭だし、このあたりはホントに迷います。

音楽や映画のセリフ、BGMは、K501はグッドバランスで不満なし

ただセリフなどはK240がリアルです。

まとまりがないのですが、今回はK501のご紹介。ヘッドフォンというのはスピーカー選びに比べて価格的にも気軽に選べるのがいいですね。

ただねぇ〜3つもいらないんだよね。

10/10追記

このあと、映画「レジェンド・オブ・フォール」を、K501でバーチャル再生で観て見ました。K501はかける位置によって疲れ方がかなり違ってくるようで、途中からはヘッドフォンを意識しないでもよくなりました。音質のほうも、おそらくRCA出力の効果はあるようです。