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リビングシアターリニューアル〜WEGAプログレッシブ編

2001/11/18

このコラムは、5連載です
160号 リビングシアターリニューアル〜構想編
161号 リビングシアターリニューアル〜設置編
162号 リビングシアターリニューアル〜接続編
163号 リビングシアターリニューアル〜トラブル編
164号 リビングシアターリニューアル〜WEGAプログレッシブ編

さて、今回は気合をいれての5連載です

構想編からトラブル編は、bebeの記録みたいなものなので、役に立つ内容ではありませんので読み飛ばしていただいても差し支えないのですが、今回は、ちょいと導入が遅れたプログレッシブの画質についてです

で本題

S838Aプログレッシブ+ベガ32DZ900

プレーヤーはパイオニアDV-S838A

145号で紹介したY氏から格安で譲っていただいたものです

ベガとの接続はD端子。ビクターの普通のケーブルです

 

ちなみにS838Aとその他の機器との接続

色差コンポーネント
カナレの3Cでプロジェクター

デジタル音声
AVプリに同軸接続。ケーブルはCDPトラブルで使用していないMITのリファレンス

アナログLR1
S838AはDVD-AおよびDDとdtsデコーダーを搭載機なので、AVプリをバイパスさせて、パワーアンプの別の系統にダイレクト接続。

dtsはメインをリトルプラネットに、ナカミチのSP端子をメインに繋ぎ替えて、S838Aからのリア端子を入力してやれば4スピーカーでのdtsに対応できます

電源ケーブル
暫定で、ワイヤーワールドのELPです

 

1.ベガD2入力によるDRCバイパスのプログレッシブの印象

「ベガ」はよくもわるくも、525iの信号は、「DRC」処理されてしまい、ソースによっては、あんまり具合がよくない場合が多いのも事実ですが、D2プログレッシブで入力すると「DRC」はバイパスされます

したがって、S838Aでiとpを切り替えると、相当に映像は違いますが、これがDRCのオンオフのせいなのか、プログレッシブのせいなのかは断定できず

まあ、プログレッシブの効果については、DVDPの設定画面の文字からして安定感が違います

評判どおり、映像の輪郭の強調がなくなり、自然な映像となります

DRCが原因と思われるもやもやっとしたノイズが後退するのは、DRCをバイパスされることの影響のような気がします

具体的には、、「トイ・ストーリー」のバズライトイヤーの丸いヘルメットの輪郭

丸みを帯びた形状のもののギザギザなんかは、プログレッシブだとほとんど目立たなくなります。

2.ベガのコントラスト

しかしながらS838Aの映像は、すくなくともS7000と見比べてみると、ノイズの処理やプログレッシブ効果による色のりの向上なのか、よくなっていることは確かですが、期待したほどよくないっていうのが正直なところ

輪郭部分のノイズは、S838AでMNRをかけても、3H程度の近接試聴ではかなり気になるところが残ります。その点では3m離れたプロジェクター投射のほうが目立たない

が、ここはS838Aと組み合わせた、ベガの画質調整をいろいろためしてみたところ、かなり好みの映像がでてくることがわかりました。

映像調整ソースなどで黒側のレベルを調整していくと、結果的に明るさやコントラストを上げていくことになります

が、このあたりをいろいろいじっていくと、ベガの場合、入力ソースを問わず、コントラスト明るさの値をデフォルトよりも低いレベルに合わせていくと、精細感が高まり、ノイズも気にならなくなってくることが分かってきました。

で最終的に、調整した結果は

  • S838Aで、ガンマの値を+4にして、ベガ側の明るさを押さえること。
  • S838Aのディテイルを少し落として、ベガのVM値変更する

この2つをベースにして、S838Aとベガの調整パラメーターをいじっていくと、当初とは別次元の映像が映し出されます

この段階であらためて、S838Aのインターレースとプログレッシブを切り替えてみると、やはりプログレッシブの効果が一層顕著になってくるようです

もちろんCRTなので、部屋の照明によって最適値がかわりますが、ベガの「省電力」モードによる映像の変化が役に立ち、低照度では「省電力モード」、ある程度明るい環境では「標準モード」に切り替えることによって、使い勝手が向上します。

この機能をつかっていると、ずっと前につかっていたビクターの28型ワイドには、明るさEEセンサーというのがついていたのを思い出します。

このベガの調整による解像感とノイズの変化は、おそらくファインピッチブラウン管の特性だと思われ、コントラストを欲張ると、ビームが膨張するんじゃないかと考えてますが、このあたりはちょっと調べてみることにします

3.テレビ内蔵スピーカー

プログレッシブとの話題からはそれますが、ベガ搭載スピーカーでの音もボリュームをあげていくと結構面白い

最近、気が付いたのですがベガには「BBE」回路が搭載されていて、メニュー設定でオンオフができます

デフォルトでは「BBE」はオンになっていますが、これを「オフ」にすると、格段に明瞭度が大きく後退します。

このあたりはカタログにも書かれていないのですが、「BBE」の搭載はベガの美点でもありそうです。

また内蔵スピーカーは、6畳間シアターではほとんどつかっていなかったし、コーナー設置だったので低音が飽和気味だったのですが、リビングにもってくると低音のこもりや過剰な膨らみがなくなり、けっこう実用的です。

試しに、テレビスピーカーのボリュームを全開にして、FB1と切り替えてみましたが、なかなか楽しめます。(もちろん、すべての音の明瞭度が全然違いますが・・・)

いちおうカタログ値では

「4×12cmのフルレンジ」と「2cmツィーター」と「12cmウーファーユニット+4リットルBOX」と書かれているものの、所詮はと馬鹿にしていたのを改めさせられました。

また、サラウンド回路をいれると、音の広がりもなかなかのもので、「THXロゴ」の後方から前方に移動してくる音も、真後ろというわけにはいきませんが、やや後方からうまくサラウンド感を表現してくれます。

5回のコラムを一気にまとめたのでだいぶくたびれましたが、リニューアルされたリビングはなかなか快適です。

とくに、嫁さんがダイニングでインターネットをやっていて照明を消せない状態でも、高画質な映像が楽しめるのは大きな改善効果。また、こどもといっしょにみるDVDも、十分なクオリティで楽しめるようになりました

さらに、ベガに脚を向けて、寝転がって3Hから4H程度の近距離でみる映画も、プロジェクターに比べて気楽な感じで楽しめるのも、予想以上によかったですね

ただ、「エピソード1」を見てみましたが、やはりこういった映画はやはりプロジェクターでみないと全然、迫力が違うこともたしかでもあります

これからホームシアターをはじめようかという方がいらしたら、液晶プロジェクターと36型ワイドテレビがさほど値段差がなくなってきる状況では、どっちを選ぶべきか迷うところになりそうですね。

32型と100インチ(実際にはワイド90インチ程度)の差はこれくらいになります