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X5000 黒セーム革〜効果検証編



2002/3/10

さて、とりあえず暫定ながらも黒セーム革を貼り付けてからのX5000の音の変化の報告です

前回説明したように、最低3日間はディスクをまわすことを推奨されていたので、最終的には土曜日の夕方から水曜日の夜まで、ディスクをかえながら丸4日以上連続で回しつづけましたことになります

対策直後

黒セーム革貼り付け直後は、どうも音がなまったような感じで静かなのはわかるんですが、ビスを交換したときとは違う方向性でどうにも心配モード

事前情報では、直後から低域がよくでるようになるということだったので、低域チェック用の定番ディスクかけてみると、たしかに少なからぬ変化が感じられます


「Three Guys 」Lee Konitz(As), Steve Swallow(B), Paul Motian(Ds)(Enja)

とくに量感がでるっていうより、低いところがどーんとくる一方で、甘いアルトサックスが甘くなりすぎて、結果的にへこんだ感じもあってバランスが崩れたような感が・・・

2日目経過

土曜日の夕方から起算して、48時間+αの月曜日の夜中

ここまでのブレークイン用のソースは、自然音です


「西表島」 NSG-001

談話室でも報告したとおり、

気分的には、「カップ麺のお湯を入れて3分が待てない」といったところですが、この段階では、たしかに低域のでかたも変化なく、音もおとなしいまま・・・

・・・やっぱり貼り方が悪いのかもしれないと思いで、トッチーさんに相談すると

私はおとなしい音が大好きなので、OKだったんですが結構変わっちゃいますので
戸惑いますね。

知り合いの方に黒セーム革を渡したのですが、そちらの方も
「よけいな音がとれてすっきりした。本来は、この音なのかなぁ。」
と言ってました。

3日終わったところで、またレポートお願いしますね。

・・・とのことで、変化のこれはうちだけの問題ではないようです

なお、ブレークインのソースがよくないのかとも思い、こんどはスタンダードの「水の美音」をつかうことに


「水の美音」ソニー・スーパーサウンド・アドベンチャーシリーズ
SRCR9586

そもそも最初から、コレにしておけばいいんでしょうが、日中、私が仕事にいっているあいだに、息子に"いたずら"されて傷だらけにされると再入手が困難なので出し惜しみです

3日間経過

談話室で報告の文章を転用追記します

結果として、自分の耳を「未知の音」に適用させたいう部分もあるのかもしれませんが、ソースを替えながら聴いてみると、これはこれで納得できる感じです

前回の2日目より音が違いますねぇ(ホントかな?)

変化が感じられる点

全体的にトーンが静かになってます

当初から感じられたことなんですが、そのときは中域が低域の張り出しに対して、へこんだままだったのがバランスがとれてきた感じで、S/Nがよくなった感覚に近い

高域の線も張り出しも抑えられて、弦楽器が聴き易くなります(このあたりはハーモニクス的)

ハーモニクス的っていう表現が、独善的なんですが、去年の秋頃に集中してケーブルなどの組み合わせて聴き比べたとき(コラム142号あたり)に感じた傾向と似た感じです

ハーモニクスといっても電源ケーブルよりもHS101improvedをさらに丸みをとったような感じかもしれません

このときに抜群によかったのがこのディスク


「バッハ無伴奏チェロ組曲1.3.5」
Mischa Maisky
POCG-50065

録音についてはさほどよいというものではありませんが、堅くならずに、さりとてほどよく柔らさをだすのが難しいソースですが、これがほどよく鳴ってくれます。

低域がかなり低いところが持ち上がったような感があり量もでてくるようになった感じ

低域の量感やエネルギー感が増えるという点では、ハーモニクスのX-DCSMやWWのデジタルケーブルなんかが私の経験的なイメージがあるんですが、今回は、そういったところとは違う感じで、おそらくテストトーンで検証はしていませんが50Hzあたりと思われるあたりがしっかりでてくる感じ、伸びもある。

クライオブレーカーに取り替えたときにも近いかもしれません

大編成もののティンパニ系はかなり面白い

この件は、別コラムでレポートするつもりですが、映画「TITANIC」のサウンドトラックでの印象です

SACDとの比較では劣るものの、引き締まったエネルギッシュな立ち上がりは以前は感じたことのない音です

AIRBOWのD/Aコンバータっぽい音かな???>しばらく聴きなれると情報量の多さと深みが感じられる虚飾のない音

AIRBOWのD/Aコンバーターというと、リトルプラネットと同じ方式の高速スイッチング電源が特徴なんですが、ぱっと聴くとなんだかメリハリも感じられないとらえどころのない音なんですね

イメージとしてはこれに近い

結果

さて、正直なところ想像していた(?)音の方向性や効果の度合いとは違った印象だったのですが、こうなると、現状のセッティングをかえてみることも必要になってきます

ここまである程度(というか相当)に組み合わせを試しているだけに、手持ちのケーブルやインシュレータについては特徴はつかんでいるので、思うところあっていじってみたところ

X5000の電源ケーブルをMITからS/Aに替えると、立ち上がりが戻りますが、静けさという点ではMITのほうがよいようにも感じられます

以前はMITを壁>タップ、タップ>ナカミチにつかっていたときはS/AラボをX5000につかっていたのですが、年末のタップの換装を機にナカミチをハーモニックスに換えたことによって、CDPにMITをつかうのがベストな組み合わせと判断。

私の好みとしては、CDラインのどこかにMITを挟むのが「掟」となっています。

今回の黒セーム対策後も同じで、この位置は結局動かさないことに


黒セーム対策後は、タップのコンセントをHUBBELからWATTaGATEに変えてもうるさくなく情報量も多いのでこちらが○かも・・・

タップのWATTaGATEをX5000にもってくると、弦楽ソースがうるさくなりがちだったのが、この嫌味がなくなっている感じです

しかしながら、これまた別項でレポートするつもりですが、X5000はHUBBELのままということに


アンプ=リトルプラネットのトーンスイッチ(輪郭補正?)をオンにするとよくなる感じもあり(このスイッチはほんと微妙)

リトルプラネットのトーンスイッチは、通常のアンプのトーン補正と違って、JAZZとクラッシクに対応できるように音のエッジを立てる機能のようです

この変化はかなり微妙で、ようやく最近になって違いと効果がわかるようになってきたところですが、大人しく感じられる音をこのトーンスイッチオンで、ちょっとドライな感じがでていいように感じられました

が、後になってこれもオフがbebe'sのデフォルトになることに・・

まとめとさらなる変化

きょうでちょうど一週間になりますが、さらに音がかわっています。

正確には、何故だかわかりませんが、当初大人しいと感じていた音にはやくも慣れてしまっただけかもしれませんが、そのうえで音の立ち上がりが以前にも増して、すごくなっています

とくにギターソース


「タンゴ・ミレニアム」福田進一・E・フェルナンデス
COCQ-83485

うまく表現できませんが、落ち着いたトーンのなかの「静と動」というべきなんでしょうか、何度も聴いて聴きなれているソースに新しくビビっときちゃうといったところです

・・・とまあ、こんなこと書いていくとまとまらなくなるのでこのあたりでまとめてみると

黒セーム革によるピックアップの乱反射(ゴースト)対策は、目的が理解しやすい明確なチューンなので

1.ぜひともおすすめしたい

手間はかかりますが、気に入らなければ剥がせばいいわけでもあり、好きな音なのかどうかは結果としてどうでるかわかりませんが、CDソースによるオーディオで音を求めていくうえで、いちど経験しておくと後々役にたつように思います

2.DVDにも試したい

上記と同じ理由で、9000ESにも試したいところですが、ちょっとしばらく休憩です

3.ブレークインが何故必要で、途中で変化があるのか理由が解せない

回転部分やケーブルなどの電気、電磁的な変化ならば多少時間経過による音がかわることは理解できうるが、動かない部分にただ貼っただけなのに、なぜ時間経過とともに変化が起こるのかは、いまだに解せない

とまあ、結果がよければいいじゃんというとこですが、取り急ぎご報告です