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HOT氏のTAGマクラーレンシアター〜DVD32R



2002/7/20

コラム230号「HOT氏の電動サウンドスクリーン・シアター」の続編です

さて今回は、HOT氏のTAGマクラーレンコンポーネントの"画竜点睛"。DVD32Rの導入です

いよいよTAGマクラーレン一色になったHOTシアター。

なんともうらやましいような、よくぞここまで揃えたもんだという賞賛の気持ちと混在しますね〜

DVD32Rの導入で、これまでS9000ESとCEC5100のCDトランスポートの2台体制を一本化。

クワドラスパイアのラック内が、すべてTAGのブラックに統一され、天板にメインSPとツィターの高さを完璧に揃えたセンターSP(PMC TB2)によるサウンドスクリーンによるなんともかっこいい!

 

では、さっそくHOTさんから寄せられたレポートをどうぞ〜


DVD32Rの到着から2週間、ようやくいい感じになってきました。
絵に関しては迷光対策が進んでいなく、黒浮きがきついです。
これは今後の課題ということで……。10HTの設置も進んでない(^_^;

DVD32Rの感想と紹介、TAGの魅力について書いてみました。


システム

コラム230とほとんど変わっていません。
変更点は、
 ・TL5100 & S9000ES → DVD32R
 ・パワーアンプ(100x5R)の電源ケーブルのプラグにWATTaGATE 330を導入
 ・フロント・スピーカーの角度を1cm外ぶりに
 ・センター・スピーカーの足を変更
 ・10HTの設置の板をアクリル板に変更
です。


PSM192 (Progressive Scan Module 192)

インターレス仕様のDVD32RにPSM192を内蔵したものが、プログレ仕様のDVD32Rとなります。
インターレース仕様との端子の違いは、
 ・コンポジット/S映像の出力(2系統のうち1系統) → 入力
 ・コンポーネント/RGBのBNC出力がプログレに (アナログ・プログレ)
 ・DVI出力が追加 (デジタル・プログレ)
です。


CD (TL5100との比較)
・情報量, 空間表現, S/Nなど基本性能が全然違う。
  音の数が増えた感じ。
  今まで聴こえていた部分のクオリティに関しては、大きな差はありませんでした。
  TAGのCDP(30万クラス)と同等な感じ。

・TL5100に比べると、ボーカル(中域の量感)が薄い。
  CECの良さを再認識しました。
  電源ケーブルの調整で打倒CECを目指します(^_^;

・音色の傾向は普通
  特にアナログっぽくもなく、高解像度のデジタル風でもなく、極めて普通な感じです。
  良くも悪くもTAGらしい音色です。

・クロック・リンク(T2L: TAGtronic Link)は効果あり
  OFFの場合、高域にざらつきが感じられました。
  ONにすると、違和感がなく滑らかになりました。
  音の消えぎわがよく聞こえるという感じでしょうか。
  電源ケーブルほどは変わりませんでしたが、比べれば分かるぐらいの差はありました。


『AV32Rのメニュー画面です。』

DVD (S9000ESとの比較)
・全体的にS/N, 音のキレが良くなった。
  静けさが増し、銃声などより痛々しくなりました。
  "The Rock(R1,クライテリオン盤)"のカー・チェイスのシーケンスで、
  車の音だけだと思っていたシーンで野次馬のざわめきがしっかり
  聴こえたのには驚きました。

まとめ
CDTとしては値段分の差あり、DVDTとしては値段ほどの差はないという印象でした。
DVDに関しては、圧縮フォーマットのDD, DTSという時点で大きな差がでないのかもしれません。
余談ですが、最初の1週間は低域がスカスカで酷い音でした。
導入を検討している方、試聴の際にはご注意を。


・印象
 音を含め、DVD32Rで一番良かったのがプログレの絵です!
 DVD32R(プログレ) >>>> DVD32R(インターレス) >= S9000ES(プログレ)
 という印象です。

 色彩が劇的に豊かになりました。(マジで超劇的ですよ(^_^;)
 フィルムっぽい温かみのある絵なので、解像度派の方には向かないかもしれません。
 暗部の表現はあまり変わらずという感じです。


『定番のシュレック』


『期待にこたえて?ブリトニー♪』


『スパイダーマンのトレイラーから。写真だと赤が変に……。』

 MPEGデコーダはMediamaticsのもの(Victorも同じ?)を使用しているので、
 クロマ・エラーに関しては問題なさそうです。

・PSM192によるS映像のプログレ化
  ゲーム機(GameCube, PS2)を使って実験してみました。

  ゲーム機 → AV32R → DVD32R(PSM192) → 10HT (コンポーネント, プログレ)
    vs
  ゲーム機 → AV32R → 10HT (S映像)

  PSM192を通したプログレ映像では、全体がボケた感じでした。
  元々クッキリした絵のGameCubeでは、特にボケて見えました。
  PS2はソフトによって使い分けするのが良さそうです。

まとめ
DVD32Rの最大の魅力はPSM192によるプログレ出力なのは間違いありません。
TAGのビデオ・スケーラー VSM192(AV192内蔵用と別箱の2タイプ)も発売が予定されてますので、今後の展開にも期待できます。


DVD32Rの魅力の1つである細かい機能について

・NTSC/PALに対応
  PALもプログレで出力できます。
  (隠しコマンドでリージョンも……。)

・CD-Rも再生可能
  S9000ESで再生できなかったCD-RもOKでした。
  (たしか)TAGは正式サポートはしていないと言ってたので、
  近いうちにマニュアルからは消されるかも……。

・AV32Rとのクロック・リンク(T2L)
  AV32Rと接続することにより精度を高めます。
  接続には普通のアナログ・ケーブル(RCA-RCA)を使用します。

・4:3ソースを16:9に変換して出力可能(左右を黒でマスキング)
  PSM192から出力する場合、メニューのみ4:3のDVDなどでも常に16:9で出力が可能です。
  プロジェクターのアスペクトを切り替えなくてよく、非常に便利な機能です。

・S映像のプログレ出力
  PSM192を通すことにより、S映像もプログレ出力(コンポーネント)が可能です。
  AV32RをS映像セレクターとして使用し、AV32RからPSM192へS接続、そしてプロジェクターへはコンポーネント1本のみというシンプルな配線が可能になります。

・ドアのオープン時に照明が点灯
  機能的かつかっこいい!

  『まさにシアター向け。』

・無駄の無いリモコンのボタン配置
  国産のプレイヤーでは再生などの基本キーとDVD用メニューの十字キーが
  別々に付いていますが、DVD32Rは同じものを使用します。

・マクロビジョンなし(らしい)
  ビデオ・プロセッサはマクロビジョンの実装が義務づけられていなくて、
  PSM192は生の信号を出力するようです。(動作は未確認です)


TAGの魅力について

個々の機器の印象は以下のような感じです。


『ついにそろいました!』

DVD32R
 ・絵はアナログっぽい
 ・音は若干デジタル臭い

60iRv
 ・拡張性が魅力


AV32R
 ・セリフにリアリティがある
 ・他は良くも悪くも値段相応

100x5R
 ・暖かさと力強さを兼ね備えた音色 (60P系とは違う)
 ・駆動力も決して劣らない

最もマイナーだと思われる100x5R。AV32RのセリフをよりTAGらしくする、TAGファンとして欠かせないものだと思います。
このAV32Rと100x5Rの組み合わせによるセリフの良さが、TAGの最大の魅力です!
正直なところ、AV32Rを単体でTHETAのCasaNovaクラスと比べてしまった場合、
セリフが若干いいなぁ程度で終わってしまう気がします。

ということで、100x5R (10ch仕様も登場予定!)のユーザーが増えることを祈りつつ、
レビュー終了〜。