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Linaeum(リニアム) モデルA1 パフォーマンス編



2003/1/4

Linaeum(リニアム) モデルA1設置編・コラム266号の続きです

これまで長らくつかっていたB&WのダイポールDS6のサイド設置ができなくなって、代替モデルとして投入したのがリニアムA1です

レイアウト変更後、メインのFB1が思うようにならなかったこともあって、このリニアムをサブSPとしてしばらく遊んでいましたが、なかなかに侮れないというのが正直なところ

ちなみに、このリニアムはあくまでも主用途は、リアSPですが、ドライブアンプが、ナカミチのため、E9000ESからのリアアウトを左右逆につなぎ、もう一方でX5000からのCD入力により、サブスピーカーとしてつかうこともできます

繰り返しになりますが、配線はナカミチのメインSP出力から15mのSPケーブルでリアに回したのを、SPセレクター(実際にはSPオンオフスイッチ)を経由しているので、一般的なHifi用途としては条件が厳しいことは確か・・・

さらに、写真のように置き場所に制約があり、専用のスタンドのスペースがとれず、こどもの絵本とおもちゃのカラーボックスの上で、ほとんど壁ぴったりという設置条件です

いちおうコーリアンのベースをしいていますが・・・・

1.BGM用サブSPとしてのパフォーマンス

リニアムA1は、過去nino宅や、友人S宅その他いろいろな環境で、聴いていますが、最大の個性は、やはりリニアムツィーターによる独特の音場感と広がりです

ホリーコールやジャシンタなどの女性ボーカルやJAZZなどは、やはりFB1とは中低域の質感や実体感とはかけ離れたものではありますが、ダイニングテーブルやキッチンスペースなどからのBGM的な広がりとしては、SPの存在や向きを意識させないような空間が得られ、bebeとしても非常に新鮮です

本来ならば、nino宅で以前ならしていたように、左右前後の壁から離し、スタンドなどでベースを固めると、本来の能力を発揮してくれるんでしょうが、bebeの環境でも、用途としては十分以上のパフォーマンスと音圧が得られます

このリニアムは、一時期、新宿のヨドバシに展示がありましたが、棚の中にぽんと置かれた状態だと、よさが全然でていなかったのを記憶しています。このあたりは、当初PMCのTB1を聴いたときも同じですが、SPの試聴はなかなか難しいもんですよ

とくに相性がいいのはピアノや小空間でのライブソースなど・・・

クリスマスシーズンだったこともあり、「カンターテドミノ」なんぞを聴くと、教会のホール感はなかなかのものです

また、クリスマスの定番といえば「TAKE6」。録音自体はまあそこそこといったところながらも、この季節のアカペラクリスマスとしてオススメしちゃう一枚。、

下手なこと書くと、ファンから怒られるかもしれませんが、「ゴ○ペラーズ」あたりは個人的には、オーディオ的な面白さは段違いです

2.ベロダインを加えた3Dスピーカーとして

bebe'sでは比較の対象がFB1のため、切り替えてつかうと、やはり差が顕著にでるのが中低域の実体感(当たり前)

それでも、これまで経験のあるJBLのCMシリーズやYAMAHAのNSあたりと比べても、音抜けのよさと広がりに支えられ、音量をあげていくとけっこう鳴りっぷりのよい中域もでてきます

そこで、復帰なったベロダインSWを加えて3Dで鳴らしてみると、これがまた面白い・・・

ベロダインはE9000ESのLFE用の出力とのみつながっているので、どうするかというと

X5000から同軸デジタルとナカミチにつなぎ、これをそのまま2chでリニアムをドライブさせます

一方で、X5000から光デジタルをE9000ESに入れ、E9000ESのメインSPモードをSMALLにし、SWのカットオフを100Hzあたりまで上げます(このとき、E9000ESからのメインプリアウトはリトルプラネットのボリュームをしぼるか、未接続の入力切り替えにして、FB1からはナカミチからもE9000ESからも音がでないようになります)

結果として、E9000ESをSW専用のデジタルiボリュームをつかったプリアンプ兼ネットワークとして機能させるわけです

ベロダインはフロント側なのでリニアムとの距離は3Dとしては異例の4m近く離れることになりますが、きちんとバランスをとってやればなかなかにうまく鳴ってくれるものです

この状態で、「カンターテドミノ」のオルガンを鳴らすと、こまったことにベロダインのユニットそのものが鳴きだす次第。

この46cm密閉型の「戦艦ベロダイン」は、あまり高い音域までいれた状態でボリュームあげると、なかなか難しい。

本来、小型SPとの組み合わせの3D用途というよりも、ある程度大型ユニットのさらに下の空気感を支えるような用途に向くと思われます

前オーナー宅では、ジェネリックとベロダインとの組み合わせで鳴らしていたこともあったようです

3.リアSPとしてのリニアム

正直なところ、ソニーのAVアンプのシネマスタジオやバーチャルマルチリアなどの音場シミュレーションについて、ほとんどつかいこなしていない状況に加え、E9000ESのリアの設定がいろいろあって、きっちり追い込んでいくとまたかわってくるんでしょうが、とりあえずポンと置いたという時点での感想になります

 

まず、E9000ESのリアのセッティング状況

  • 位置:サイド(他にミッド、後方とあり)
  • 高さ:LOW
  • 距離:1m(実際は1mもないのですが、これ以上の値が設定不可でその分フロント側を実際よりも長くしています)

ちなみに、E9000ESからのリア用のインターコネクトには、StudioO3。こいつを左右逆にしてナカミチのアナログ入力につないでいます

ナカミチからのSPケーブルは、テクニカのバナナプラグから壁内配線パイプを通って15m程度引き回し、ラックスマンのSPセレクターにつないでいます

15mのケーブルは、ヨドバシで買ってきた800円/mのキンバーの4芯を左右2本ずつという規定外のつかい方。

このキンバーのケーブル・・・ほかと比べてないのでたしかなことは言えませんが、SPセレクターからリニアムまでのケーブルを、ほかのと比べてみると、音は固めで、音場よりもシャープな感じ

ちなみに、現在は以前、お試しということでSpringfieldさんからいただいた、47研究所のほっそいエナメル線をつかっています

キンバーからエナメル線に替えると、音がややまったりする感じですが、BGM的なつかいかとリアの空間としてはこちらのほうがマルな感じです

さておき、リニアムのリアSP・・

コラム197号で、友人宅にリニアム2組を持ち込んで試聴会をやっとときの印象と同じく、適当なセッティングにも関わらず、音源が不定で左右上下への広がりはGoodでまさに狙い通りです

ちなみに、リニアムドライバーは、こんな感じで、横に2枚の震動膜がダイポール構造になっているので、前後左右に音が放射されるんでしょね

ただ後方は残念ながら、すぐに壁なので、できることなら真横におきたいところですが、ちょいと無理・・・

余談ながら、以前nino宅でリニアムをレーザセッターで向きを合わせたものの、ツィーターがフロントバッフル面で反射しないせいか、効果が皆無だったものです。

本来ならば、FB1とのユニットからも音質や帯域からもDB1をもってくるのが順当なので、かなり迷ったものですが、とりあえずのリニアムがこんだけ、すんなり鳴ってくれると、DB1の必要性を感じません

リアSP候補としては、ほかに富士通テンの卵型のイクリプスや、球形のアンソニーギャロや、リニアムと同じような原理のオーラサウンドのLS-CP6のペアモデルなんぞも考えたのですが、いざリニアムを置いてみると、過不足ないもので、現状のやや窮屈なシアタールームでは成功でしょう。

4.THXダイポールとの比較

なお、前リアSPのDS6との比較

 

位置も違えば、ケーブルも手抜きだったので単純比較はできませんが、リアセッティング用としてのリファレンスディスク「ムラジカオリ」のコントラステス

エンドロールの、ギターが360度ゆっくりまわっていくシーンで比べてみました

唯一気になったのは、左右前方・・・メインの位置からサイドに回るところでの定位はDS6ではきっちり定位していたのに、リニアムではその部分が抜けてしまう

正確には抜けるというよりも、真円を描かず、細い楕円を描いてリアにまわってくるという感じでしょうか?

これはリニアムの左右の間隔がせまいことにも起因するのでしょうが、このあたりは気にすれば気になるところ

同様にMATRIXの、ビルに乗り込む前の「銃」ラックが、前方からぐるっとまわるメジャーなシーン

これは、あっというまのシーンですが、それでもぐるっと回ってくる感じが薄い・・・・

ただ、一方でリニアムはリアの高さがものすごく、左右よりも、ぐわっと後方高い位置に抜けてピタっと止まる感じですかね?(いいたいことは、わかっていただけるかしらん)

いずれ落ち着いて時間がとれたら、CinemaStudioのバーチャルマトリックスやマルチリアなんかで、違いを確認してみようと思います