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SONY DVP-NS715P TUNED



2003/5/31

286号でコラムをご覧いただいた「かずと」氏から715Pをお譲りいただきました

しかもリージョン1対応&チューニングスペシャルバージョンです

「かずと」氏運営サイトはこちら↓

JBLのS3500に、BARCOのCine6、メインのDVPは最近入手されたPanaのH1000の布陣・・・


http://homepage3.nifty.com/cine6/index.html

実際には、FUNAIとの交換+AETGAIA 1.5mの交換差額程度でお譲りいただき、そのFUNAIも、スカパーチューナーとの交換品だったので、いわば「わらしべ長者」方式のステップアップといったところでしょうか?

もともとは、かずと氏からは、ヒューズとプラグだけを換えたモデルのオファーだったのですが、リージョン1対応機種をお持ちとのことだったので、無理いってそちらを譲っていただいた次第です

この715Pはリージョン1対応なので、9000ESがプロジェクター専用になってからR1がWEGAでみられなくなっていたbebeとしては願ってもないお申し出です。

まあ、bebeのFUNAIも、ACケーブル替えちゃったし、「かずと」氏の715Pも、ご自分では「お遊び実験のおもちゃ」とおっしゃられていたように、あれこれと手が入って、普通に個人売買できるないモノ同士といったところでしょうか\(^o^)/

なんの儲けもないサイト運営ですが、みなさまのおかげてよいこともたくさんあります

715Pは、FUNAIよりもさらに薄型で、WEGAとラックのあいだに余裕で設置できます。

サイズは、公称で、幅430mm×高さ74×奥行き255mm

欲をいえば、D-VHSの上に置けるくらいの高さ(5cm程度)だともっとよいのですが、最近発売された後継機種730Pのほうが納まりはよいのですが、730Pは、本体にメニューボタンを省略されてしまっていてまったく魅力なし・・・

さておき、NS715のレビューです

まずは、32インチテレビとの接続で普通につかうファミリーユースとしての使い勝手から

本体メニューボタン

こどもといっしょにみることの多いディズニーのDVDなどは、日本語吹き替えでみようと思ったら、メニューからの操作が不可欠です。

なかには、「バグズライフ」のような作品では、ディスクをいれたときに、4:3かレターボックスかのアスペクト選択画面が表示される場合、十字キーがないと、レターボックスに替えられなかったりします

この点では、最初に買ったソニー初代のS7000ではごく普通のことだったのに、他社製品にかわってはじめて気づいたりしたものです

当たり前のことですが、DVDをセットするときには、本体の目の前にいるわけで、VHSデッキでは当然再生ボタンを押すだけですから

とまあ、画質も気に入っていたFUNAIも、起動時間が遅いこととあわせてこの点が不満だったわけです

9000ESは私しか触りませんからいいんですけどね

715Pは、ボタンのレイアウトや大きさもわかり易いし、反応のクイックでマルですね

さらに後述する画質メモリー切り替えやTVスピーカー用のバーチャルDSPモードの切り替えも本体にあるのが最高に便利です

リモコン

S9000用のようにジョグダイアルはありませんが、昔からのSONYのテレビリモコンサイズで持ち易く、ダイレクトボタンもいろいろついていて、こっちのほうが使いやすい

AVアンプの音量設定もできるので、S9000とE9000用にもつかえるかと思ったのですが、TV用との共有ボタンになっていて、どっちかといえばWEGA用につかうのでこの機能はいまひとつ・・・

この点では707Dのリモコンが一番便利ですね(707Dが一時期あったときは、AVアンプがナカミチだったので役に立ちませんでしたが)

ただ、最初からわかっていたんですが、部屋の反対側にあるS9000とリモコン信号が同じなので、S9000で映画をみてると、715Pも同じ動作をすることがあります

便利機能

まずはリジューム(つづき再生)機能

家庭用モデルとしてSONYの秀でた点です。ディスクを取り出しても、電源を切っても、続き再生されます

40枚までディスクごとにデフォルトの画質調整機能や字幕・音声もメモリーされるようなんですが、通常の操作で音声が切り替わらないディスクだと無効ですね

どうもこの機能は、S9000でもそうなんですが、いまひとつよくわかってない

また、期待したチャイルドロック機能は、どうにもつかえない機能でこいつはNG。

私が勝手に本体のイジェクトだけをロックできるのかと思い込んでいたんですが、実際には、リモコンのイジェクトボタンもロックされて、設定と解除がリモコンの3つのボタンを同時に押すっていう面倒な手順・・・・

「SONYさん いまいちですよ」 といいたい

私の望むのは、本体のディスクトレイでこどもが遊ぶのを防ぎ、親はリモコンなりで、普通に操作できるのが望ましいと思うんですがこれじゃ、奥さんにロック手順を覚えてもらうのは普通無理だと思うんですよね

つづいて画質編

この715Pは、後述しますが前オーナーによるチューニングがほどこされているので、オリジナルモデルからどれくらいよくなっているのかは図りかねますが、前オーナーがBARCOのCine6をモニターとして実験がてらに、ACケーブル替えたり制震対策したところによれば、暗部の階調などはそれ相当によくなっているとのことです

まずさきに、画質調整機能

画質調整機能は、S9000用のガンマ補正はなく、コントラストとブライトネス、色の濃さ、色相といった、ごく普通の機能のメモリーがひとつだけ

あとは、ダイナミックとシネマモードが2種類ずつありますが、テレビ側の調整と組み合わせると、けっこう思い通りの絵がでてくれます

とくにシネマモードは、ガンマをもちあげる1と沈める2といった感じで、モニター側のガンマを持ち上げ、2で静めるとキリっとした絵がでてきます

CGのジャギー編

入れ替えになったFUNAI(284号)との比較になりますが、CGの「ノンタン」の絵は、残念ながら期待はずれ

映像DACは、12bitの108MHzっていうbebe'sでのこれまでの最高のスペックに、バイピクセルアクティグI/P変換てのがカタログの売りです

・・が、とりあえずCGのノンタンの輪郭やすだれは、クロマエラーの影響もあるんでしょうが、こいつはファロージャのDCDiと10:1くらいの判定で惨敗です

こうして比べてみると、ファロージャーDCDiの原色やビデオ素材のi/p変換とくにマルや斜め線のジャギーに関しては、秀逸です

アニメーション映画編

最近よくみているジブリの「魔女の宅急便」で見比べる分には、たしかにそれなりに不満のない絵ですが、解像感などは715Pが上ですが、S/N感は期待したほど向上せずといった感じです

あとは、テレビ放送をDVD-Rに録画した「紅の豚」に関しては、ズームモードで見ている分、BNRを効かせるとそれ相当に効用があります

映画編

S/Nや解像感は、FUNAIよりもずっとよいですが、試しにリージョン1のリファレンスDVD「フィフスエレメント」と再生してみましたが、S9000のころに追い込んだ映像には、遠く及ばずといった感があります

まあ、S9000と715Pを比べちゃいかんのでしょうが、互いのチューニングした差だけでなく、世代は999ESに映っても、9000ESは腐っても鯛といった感はありますね。

FUNAIとの比較では、相当に黒側の階調は向上しています

このあたりは、前オーナーも実験されたとおり、S/Nはなかなか良くならなかったが、階調や色のりはよくなった結果でしょうね

FUNAIもどっちかといえば、ややこってり原色を出すといった感じしたが、SONYのほうが絵が上品ですね

なお、ひさしぶりに、「リバーランズスルーイット」などのDVD初期作品を見てみましたが、思いのほかストレスのない絵がでていました

TVバーチャル音声モード

オマケ機能ですが、この機能はなかなか楽しめます

ようするにバーチャルサラウンドなんですが、TVスピーカー用のモードが3つあって、ソースによっては、テレビのサラウンドをオフにして聴くと音の広がりはSRSよりもいい感じです

なお、先日実家にいっていってきたときに、YAMAHAのSW40を持ち帰り、WEGA用に組み合わせてみました

ぶよぶよながらも、テレビとしてはけっこうな量感のあるWEGAのウーファーユニットですが(詳細96号)、SW40が加わるとそれなりに低域が沈んで、これまたけっこう楽しかったりします

こうなると、眠っているKENWOODのアンプを引っ張り出してきて、手頃なスピーカーを組み合わせて見たいところ

納まりのよさを考えると、BOSEの33WERのシルバーを本体横にくっつけたりしたいもんですが、どうでしょね?

でもまあ現状は、WEGAで、ひとりで映画音声を楽しむときは、E9000ESとMDR-F1をつかっているので、あまりに無駄にはできません

第一これ以上SPを増やすときっと奥様から怒られてしまうと思います

が・・この715Pは、CD-Rも再生できるし、つかったことないけどCD-Rに焼いたMP3も再生できるので、音楽ソースとしてつかうのもどうでしょね?

チューニングメニュー

NS715Pの内部写真と前オーナーのチューニングメニューの概要です

内部レイアウトを見てみると、スイッチング電源の基盤と映像系、音声系の基盤が離されているので、もともとの設計でもこだわった部分なんでしょね?FUNAIも同様でした。

  • ACケーブルを基盤に銀半田で、AETのGAIA(1.5m)に付け替え
  • クライオヒューズ
  • 内部配線のシールド
  • メカ部や天板への鉛テープ
  • ICへの電波吸収材
  • リージョン切り替えスイッチの追加

プラグはCECのロジウムメッキ。こいつははじめてですが、アースピンが金メッキです。電源タップに空きがないので、レビトンの3口アダプターに差し込んでいます

オーディオ用につかったら面白そうなので、いずれ取り換えてみたいと思っています

リージョン1対応については、どこかのショップ対応とのことですが、本体前面に切り替えボタンがついています

リージョンの抵抗切り替えの内部写真です

これに加え、私のほうで、手持ちのグッズでさらに手を入れてみました

PROGICのS9000と同じ方式のGC16を電源部の上蓋に貼り付けし、ついでにICの電波吸収材をノイズビートに替えてみました

 

トランス電源ではないので、単純にS9000と同様な効果があるともは思えませんが、GC16とノイズビートの効用は、多少S/Nがよくなったかなといったところですが、少し画がおとなしくなった気もします

とくに715Pは、WEGAブラウン管の真下に置いているので、自身のノイズ輻射とテレビからの輻射を遮断するという点では、効果がでてるんだと思われます。

この点は天板にびっしり貼られている鉛テープも制震効果よりも、ノイズ対策という点でよさそうな気がします

なお、この715Pは当面つかっていこうと思っているので、今後、余裕ができたら、制震リングのディスクスタビライザーや黒セーム、ワッシャーなどで手をいれてみたいと思います