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脱・シネマスタジオ プロジェクト開始



2003/10/25

ひさびさのコラム更新です。bebe'sオープン以来、1ヶ月も更新しなかったことないんですが、こどもの成長とともに休日いっしょにいる時間も増え、またここのところ仕事がハードで休日にPCに向かう元気もなく・・・という状況でした

加えて、AVプリの不調にともない、一時期真剣に、買い替え候補を考えたりしたものの、買い替え資金があるわけでなしに、わずかな時間を、、ACケーブルのプラグ換えたり、コンセントのとり方や配線替えたりとチマチマといじっては、ああでもない、こーでもないとdtsやDDをテスト試聴を繰り返していたこともあります

というわけで、なにからアップしていこうかとコラムの題名も決まらないまま、徒然に書き始めましたが、自分での整理を含めまずは時系列でここ2ヶ月ほどの経緯を振り返り、次号以降のコラムで詳細を・・・というようにしたいと思います

大雑把な流れを整理してみますと・・・・

1.DSP不調のイライラ

dtsやDDのサラウンドソースを、FB1とリニアム、ベロダインの4.1ch再生の場合、E9000ESのシネマスタジオなどのDSPの不調とその対応にのイライラにつかれたので、AFD(オートフォーマットデコード)で満足感が得られればよいわけで、AFDでは、DSPをバイパスさせたデコードなりのS/Nのよさや音の鮮度の魅力もある・・・

しかしながら、DD、dtsともに、シネマスタジオEXの力を借りた包囲感のある音場に比べ、ハイファイトーンのAFDは、音量を最大限に上げた場合はそれなりに不足がないものの、通常音量では、左右の音場やリアとのつながりが一歩二歩およばないし、全体的に音場が画面サイズに対して、こじんまりしているし、ダイアローグを中心とした映画サウンドとしては、厚みや立体感がでないにくいのも確かです

2.MITを試す

そこで、DVDからのデジタルアウトを、E9000ESから去年までAVセンターとしてつかっていたナカミチにつなぎかえ、DDソースを鳴らしてみると、左右の広がりや音場感は、E9000よりも上・・・アンプの違いもあるんでしょうが、この音場は、ラインケーブルのMIT330ShotgunCVTによるところも大きいこともあり、E9000をナカミチと同じセッティングで鳴らしてみることに・・・

ACケーブルは、銀メッキクライオのハッベル壁コンセントから直結のMITZcodeU(フルテック換装)のACケーブルを、E9000ESに繋ぎ換えです

 

なお、これでCD再生も不満なく鳴ってくれれば、ナカミチをリビングから引退させ、CDもSACDもE9000ESに集中させるつもりでした

・・・・が、AVソースは、空間再現はかなり向上してラインケーブルによる音のでかたを再認識させられたものの、X5000>E9000でのCD再生はどうにもS/Nはよいものの、どうにも平坦で、薄味の音になってしまいすぐに元に戻すことに・・・

またSACDについても同様で、A/D → D/A変換を嫌って、E9000ESを挟まないで、PAのリトルプラネットに直結も試みるがこれまたNakamichi経由の音に慣れているせいか気に入らず・・・

CDはこれまで通り、X5000→Nakamichi、SACDもS9000→Nakamichiに逆もどり・・・

CDとSACDは、別途D/Aコンバーターやプリアンプを導入できるまではNakamichi君にがんばってもらわないといけないなと認識

3.ストレートデコード仕様へのセッティング変更

ここで振り出しに戻り、E9000のストレートデコードでの調整に入り、まずはこれまで手をつけなかった、3バンドのイコライザーや、DSP時に効果の高かった「BBE」をはずしたり、手持ちのラインケーブルでストレートデコードでシネマスタジオに負けない響きやさと空間再現を狙って、MUSEのラインケーブル逸品館黒檀インシュレーターオーディオテクネのカーボンなどを組み合わせるも、どうにもダメ・・・

 

ACケーブルもGAIAもいまいちなので、MITに替えたり、シナジにしたりとどうやっても、シネマスタジオ+BBE+S/Aラボの、広がりとキレと立ち上がりのバランスには、どうにも負けている・・・

4.買い替え構想に走るが・・・

ここで、再度E9000ESをメーカー修理に出すなり、同一モデルに買い換えるか、あるいは他のモデルに買い換えるかという気になるが、これまでのチューニングを無為にするのもなんだし、買えそうな範囲でほしいモデルもない・・

どの道買える値段ではありませんが、AACまで対応したAVプリは、アキュフェーズのVX700・・・。

型番も、SONYの初代DVカメラと同じだし、これならCDのDACプリとしてもそれ相当の質感もありそうなんですがね〜

その他、国産モデルでは、インテグラの新型やビクターのアップサンプリングも魅力的なんですが、リトルプラネット2台体制の現状で、ラックスペースも必要な一体型アンプはいまいち抵抗感がある・・・

それならば、いっそ、TEACエソテリックのDV-30クラスのマルチプレーヤーと5chプリを導入してシステム一新を図るのもよいように思ったりしたのですが、これではどのみちAAC対応がとれないので、値段的にも中古の海外製AVプリを導入したほうがよいかもしれません・・・

それに、現状のレイアウトでは、DVPを入れ替えると、スクリーンを降ろしたときにリモコンが効かず、ソニーのコントロールSをつかった外付けリモコン受信ユニットに世話になっている関係で、ソニー以外のプレーヤーだと不便がでてしまいます

となると、サウンド透過+赤外線透過のスクリーンに買い換えれば解決するのですが、金もかかるし、それならセンターSPを導入できるし・・

・・・といった具合に、かってなことを堂々と考えてみると、やはり現状のE9000を大事にしていこうという結論にもどるわけです

もっとも、9000ESを修理に出すなり、別モデルに買い換えして、これまでと同じチューニングをやってシネマスタジオに戻すのが一番金がかからんことも確かですね

5.E9000ES+新たなケーブルアイテム構想

というわけで、E9000ESをこのままストレートデコードでHifi路線を進むにあたり、ラインケーブルやインシュレーターなどのチューニングで楽しもうということになり、新たにケーブル導入が金はかからんし・・・ということでひさしぶりに、オーディオ雑誌などをめくったり、知人から情報収集をはじめましたが、ガレージセールで代理出品させていただいているPADなんぞは、高くてアンプ買い換えたほうがいいんじゃないの?てなくらいになってしまいます

それでも、中途半端なモノじゃ音は変るが、大同小異だろうと、あれこれ物色し、AV用のデジタルケーブルでbebeにとって絶大な信頼のあるWWのゴールドの印象を踏まえ、前から試してみたかったWW(ワイヤーワールド)のゴールドスターライトクラスのラインケーブルをオークションなどで見つけるが、やはり高い・・・

6.WIREWORLD

これまでいちども試したことのないbebeにとっての未知のブランド(PADやキンバー、SAECなど)の導入を検討するも、ある程度傾向をつかんでいる(つもり)のWWやハーモニックスがリスクは少ないが、E9000+AFDの音場を広げるという点では、ハーモニックスよりもWWだろうというのが私の判断

ハーモニックスは、友人nino宅に嫁にいったスタジオマスターやHS101があるので、再度借りてみようかと思ったものの、どうせなら現用のデジタルケーブルから、AC、インターコネクトまでWWでそろえてみたくなるのも人情(?)というもの・・・

WIREWORLDのラインケーブルは、過去エクイノックスを一時期つかったことがあり、S/Aのスパッとした音に比べ、中低域にほどよくゆとりがあり、いっぽうACのELPも以前、自宅試聴で奥行き感とスケール感は秀逸だったイメージもあり、E9000のストレートデコードとは、うまく合いそうな、かってな思い込みが盛り上がってしまい、金策が可能な範囲で探してみました

という経緯で現状は、インターコネクトのECIのモデル5とELP3の旧モデルに至っています

まずは、ECI5・・。長さは0.5mです。プリアウトから、ラック下のリトルプラネットまでなのでこれでも長すぎるくらいです


WW ECI5(0.5m)

プラグも、GSVやエクイノックスのような「お団子」タイプではなく、幾分細身なので、E9000の狭い端子にもなんとか収まってくれます

いっぽう、旧モデルのELP3

長さは2m。現行の正規輸入モデルとはプラグなどが異なってますが、以前にお借りしたものと同じタイプです


WW ELP3(2m)

なぜか、中古相場はやたらに安いのですが、なんででしょうね?

とにかくこれで、デジタル、AC、プリアウトとE9000に繋がるケーブルはWWで揃いましたが、さすがにでてくる音は、全然違ってきます

7.電源BOXへの配線変更

.これに併行して、電源BOXからのコンセントの組み合わせや、内部配線やアースの取り方と変更。電源BOXには、計4Kgの鉛を貼り付けてベースも振動対策などを施してみました

まず、これまでインレットなしでチクマの3コンセントBOXにシリーズ接続で引き入れていたS/Aラボを、オヤイデWEBで見つけた「RAC処理」のフルテックベースモデルに変更しました

このインレットは半田なしで止められることもあって、内部のケーブルもS/Aラボ、アコースティックリバイブの単線、GAIAの組み合わせとパラ接続やアースループ対策などで、何度も分解しました

結局、現状では上の写真とは異なるのですが

インレット側から、WATTaGATE→逸品館クライオレビトン→AETクライオフルテックの順に固定し、うちWATTaGATEとレビトンは直列で接続し、PA用のフルテックは、インレットからパラで分離。アースは、WATTaGATEだけにつないでいます

内部配線は結局、取りまわしの関係で、S/Aラボ(HH3.5)の芯線にて統一しています

また、ついでにホームセンターで1.2kgの鉛インゴットを4つブチルでBOXのトップカバーに貼り付けてみました。

重りによる、音質の変化は、現状では体感できるほど環境が整っていませんがしていませんが、すくなくともケーブルの張力によって倒れることはなくなりました

持ち上げるとかなり重いんですが、時間の経過とともにブチルから重りが離れてしまいました・・・。こんどエポキシかなんかで固めるしかないですね

8.DVDのACケーブル

加えて、この際、E9000のせいだけではなく、ソース側のDVPも見直してみました

これまでのKatsu氏製作のS/Aラボ直出し+WATTaGATE330を取り外し、シナジスティックリサーチに変更。

このケーブルは、HOT氏との交換してもらったもので、L型のハッベルプラグ仕様だったものを、レビトンやCSE、フルテックなどになんども付け替え、現状ではS/AラボからはずしたWATTaGATEの330に換え、スミチューブでソレっぽくしてあります


Syngergistic Research
ACカプラーマスタークラッシック bebe'sモデル!?

長さが1.5mでとにかく固くてそれなりに重いので、IECもフルテックのロジウムに変更してあります

このケーブルは、bebe'sではなかなかツボにはまってくれず、プラグを換えたりしながら、いろんな機器につかってみましたが、MITやS/Aラボなどに比べて個性と相性がぶつかりあうようで、どれをとっても一長一短・・・。一時期、テレビ用の715Pにつかったときが、一番効果がありました

とくに、プラグによって中域が張り出したり、逆にもたついたり、やたらに音の出方が変るケーブルで、常に「よさ」と「クセ」が同居してしまう、面白いケーブルだと思っています

たとえば、CECのロジウムプラグにして、コンセントもロジウムにしてCDTにつなぐと、メリハリのある音調になるし、レビトンプラグにするとボーカルはとっても魅力的になったりしますが、MITなどに比べて、横方向にはあまり広がってくれない点と、ソースによる良し悪しの差がけっこう如実にでてしまうところがCD系につかうと、つかいにくい印象があります

・・ということで、今回はじめてDVPにつかってみましたが、傾向はやはり同じでソースを選ぶし、プラグとコンセントからの取り方によってかなり音も変るんですが、今回、プラグをWATTaGATE330への換装し、コンセントもWATTaGATEに差し込んで、SACDの「マイケルジャクソンのスリラー」を鳴らしてみたところ、"すんごい"音がでました。同じく、セリーヌディオンもなかなかですっかり気に入ってしまいました(SACDはあんまり聴かないんですけどね)

 

いっぽうで、タイタニックのサントラSACDあたりだと、ちょっと低域が過剰気味かなといったところです

はっきり断定はできないんですが、ハーモニックスのスタジオマスター同様に、この太いケーブルにはWATTaGATE同士の強烈な食いつきによる安定がもたらす恩恵なのか、DVPにつかってみたかぎりでは、よくも悪くも「クセと個性」がうまくバランスした感じで、映画のSEもdtsのダイアローグもともに、抜けと重みと広がりを出してくれるようですが、S/Aの直出しに比べると、効果音の抜けのよどが、マトリックスなどを聞くといまひとつなのが難点

いっぽう、SACD系は、S9000からS/Aラボの初代HLPでナカミチにつないでいますが、レイアウト変更して以来、ずっと鳴りの悪いX5000からのCD再生よりずっと好みの音でなったので、シナジは当面、S9000につかうことに決定しました

こうしてSACDの音をあらためて見直すと、DV-30や専用プレーヤーでの音も聴いてみたくなりますね。マルチも面白そうだし・・

9.スピーカーセッティングの見直し

左右への広がりと、前後のつながりによるサラウンド感向上を狙って、フロントスピーカーの内振り角度を浅くしてみました

レーザーセッターを左右のリアSPの真ん中に置いてみました

うまい具合に、高さがFB1のツィーターの上をピッタリあいます

これまで、試聴位置でセットしていたので、内振り角度が浅くなったものの、リアSP用のシェルフがテレビとの関係でスクリーン中央に対してオフセットされているのに合わせたため、フロントSPのオフセットの度合いも大きくなってしまいましたが、なんとか収まりました

写真ではわかりにくいですが、左右それぞれのSPの振り角度です

振り角度は変えたものの、広がりも中抜けも正直変化はプラス方向にもマイナスにも動かずいうのが正直なところです

左右のスピーカー外側からの一次反射については、左がダイニングエリアのため空間であり、右側は振り角が大きくなっているので、理屈上は左右のアンバランスは少なくなっているはずです

なお、併せてJ1プロジェクトのスピーカーベースと床のあいだを、ブチル固定から、2mm厚のコルクシートに変更しました

10.パワーアンプ

DVPから取り外したS/Aラボが1mほど余ったので、フロント用のリトルプラネットのACケーブルを、CSEのロジウムとWATTaGATEの320で一本つくって、GAIAから取り換えたところ、音離れが幾分よくなりました

S/Aラボの自作ACケーブルプラグCSEのRAP-1、IECはHOTさんに譲って、また戻ってきたWATTaGATEの廉価モデル320です

リアのリトルプラネット用には、GAIA+松下クライオ+フルテックロジウムをまわしましたが、フロント用にどっちがいいかはこれからといったところです

11.その他

脱シネマスタジオ作戦によって、とりあえず取り外したBBEプロセッサーを、テレビ用アンプのイコライザー入出力につないでみました

このアンプには、DVD(715P)からダイレクトと、テレビの音声モニターからの2系統を切り替えています

715Pは、バーチャルサラウンドモードでダイナミックレンジを圧縮した「ナイト3D」モード。テレビアウトからは、テレビ内蔵のサラウンドモードでつかっています

このBBEは、NS10MMクラスといえども、効果はてきめんで、DVDからのCDダイレクトモードよりも、BBEを通したほうが、あらゆる点で音がよくなります

面白いことに、テレビ内蔵のBBE回路は切っても入れても、プロセッサーの調整量のほうが大きいようで、1万円パーツとしてはコストパフォーマンスは最高かも!?

どっちにても、テレビのYAMAHA3Dサウンドについては、もうBBEははずせなくなってます

ヤマノ楽器で、安売りしてるのでご興味あるかたはぜひに・・

12.今後の予定

さあ、どうしましょう・・・。宝くじでもあたれば、AVプリを買い換えるんですが、ビクターがプリでも発売してくれませんかね?

ソニーの9000の後継は巨大なデジタルIAになっちゃいましたし・・・

まあ、いずれにせよE9000についてのセッティング変更については、副産物として、X5000からのCD再生の音が俄然よくなりました

WireworldとWATTaGATEの組み合わせで、X5000から光接続したCD再生は、同じパアーアンプでもNakamichi+MIT陣営とは、まったく違った音になり、ソースによってつかいわけすることができそうです。

でも・・・脱シネマスタジオでいろいろやってきましたが、この状態でシネマスジオで鳴らすと、前よりも一層サラウンド感が増したことも事実で、困っちゃいますね(^_^メ)

ワイヤーワールドとシネマスタジオでも、途中にBBEをかませたらもっとよくなりそうなので、調子のよいときもシネマスタジオで聴かないようにしています・・・

ここまできたE9000は、内部のパーツ変更やビス交換なども試したいですね

書きもれましたが、トランスの固定のワッシャー代わりにj1の薄いものを挟み、スパイクインシュレーターもトランス真下1点とと反対側サイド2点の3点に位置変更しました

なお、今回は触れませんでしたが、CD再生ラインについては、PAまでのラインが結果的にすべてMITになっていますが、正直プレーヤーのACケーブルでは遊んでみたいです

ただ、さきにマスタークロック交換や屋内配線してからでないとどうもAVと違って、我慢できないほどひどい音ではないのでしばらくペンディングになりそうです

あとは、ホンネはリアSPの位置と専用台などでまともに鳴らせる環境にもっていきたいのですが、リビングシアターの宿命の吸音、調音対策が思うようにできないのも限界を感じますね

そう考えると、去年までのレイアウトのほうが、あらゆる点で「音」にはよかったので、いろいろ考えさせられます

余談ながら、休日の日中に窓を全開にして音量をあげても低域がこもらずうまくなるので、部屋の課題は大きそうです・・・