334


パラレル・サイドスピーカー作戦(検証編)



本来は2004/9/27のup予定

サイドスピーカー追加による音場の変化と再調整の経緯をまとめてみました

いまどきは、パイオニアのMCACCやらヤマハのYAPOといった自動補正機能のAVアンプもあるし、そもそもリアスピーカーを増やすのなら、サラウンドバックなどフォーマットに準じた設定を試すのがまっとうなんでしょうが、いかんせん最新AVアンプを買い換える余裕がない

いまとなってはAACなしモデルは考えられないし、となると国産のAVプリだと、アキュフェーズがほしいのは山々なんだけど、いかんせん高い・・・。ゴールドムンドもAAC対応してるみたいだけど・・・

万が一にも、その値段だすならDLPのプロジェクター買っちゃうほうが幸せ度が高そうな気もするし、SPもIB1にしたほうが効果は明解だろうし

・・とまあ、そんなこんなで、サラウンドEXサイドスピーカーを設置した4.1chの6.1スピーカーっていう状態での再調整をしてみました

1.AVアンプ内蔵のテストトーン
まずは大まかにレベル調整をしました。これまではFB1とリニアムの能率の違いと距離の関係で、リアを-3dBとしていましたが、リアスピーカーが4本になったことで、トータルとしての音圧があがったようで、さらに-3dBしぼってちょうどといった感じでスタートしました

2.ホームシアターリファレンス(テストトーン スイープ)
手持ちのチェックソースといえばこれ
dtsには対応してませんが、サラウンドEX対応ソースが収録されています

(1)片チャンネルずつのトーン

まずは、リアの左右それぞれのトーンをだしてみましたが、リアとサイドでは、リアのほうが音圧が高いので、音源として認識される位置がサイドとリアのファントム音像になりますから、リニアム単体よりもさらに音源がわかりにくいのがメリットとなるはずが、サイドの音圧レベルが足りないせいで、結果はもうひとつというところ

ただ、実際のソースでは片チャンネルだけ音がでていることも少ないのでこれでよしといったところでしょうかね

(2)リアセンター

つぎに、サラウンドEX用のリアセンター信号を出力してみましたが、きっちりリアセンターに定位しています。このセンター信号に関しては、やや音源と思われる位置が前方へよって来た感じがあります

(3)スイープトーン

また、リアの各チャンネルごとに20Hz〜20KHzのスイープトーンを鳴らしてみましたが、スピーカーLarge設定だと、下のほうはでてこないですね
ちなみにカタログ上のスペックはリニアムが80Hz、マランツが60Hzとなっています

そこでこんどはリア設定をSmallにして、AVアンプ側でのカットオフを60Hzと80Hzの両方でテストしてみましたが、低域がSWに振られているため、やはり途中で落ち込みがあります
このあたりはSWのレベルを再調整するか、DSPによってLFEのMIXレベルを調整してやればいいんでしょうが、どうにも「これだ」っていうポイントが分からず、けっきょく面倒なのでLargeに戻してしまいました

3.ドルビートレーラー
ホームシアターリファレンスのドルビートレーラーでサラウンド感のチェックとサイドありなしによるメリットとデメリットのチェックです

サイドをオンオフするためには、バナナ接続としたサイド用のスピーカー端子をはずす作戦しかありません
ちなみに、サイド用のスピーカーケーブルは、リビング時代に取り回していた4芯のキンバーの1000円/mを使用。マランツのSPの穴が細いので、うち2本だけをつかっています
もちろん事前に「あみだくじ」にならないようにテスターで導通をチェックしたのですが、4本中4回も「ハズレ」で、われながら勘の悪さに辟易・・・・
なお、アンプ側のスピーカー端子は、サイド用がテクニカの小型のバナナで取り外し簡単、リニアム用は、剥き出しのまま端子穴を利用しています

(1)トレイン
機関車のやつですね「カンカン」ってな音が、左前、右前、右後、左後ろと少しレベルを替えて再生されますが、後方の定位に関しては、サイドの有無による定位やあまり感じられせん

(2)ヘリコプター
ビルの間を後ろから前に抜けていくシーンですが、これもある一定以上の音量と移動が早い場合には、サイドの有無の差感じられません

ここで、再度リアをSmall設定にしてみたら、後方から前方へヘリが移動するときの、重量感が増しますね。ここで、リアのハイパスを60Hzにしてみることに・・・

(3)キャニオン
洞窟でリアの右→左→右と音が移動しますが、サイドがあるほうが移動範囲が広く感じられます
ただし、真後ろを通るときに音源の弧の描き方が、幾分、直線的になるので、このあたりがサイド追加のデメリットですね
そこで、視聴位置をもう少し前にだして、サイドスピーカーよりも耳が前にくるように移動したところ、このデメリットはなくなることがわかりました

4.ライブ5.1ch
こんどは、ハイビジョンソースの「ブリトニー・スピアーズ」のライブのの5.1chです
こういったとくにリアが常時出力されていて、比較的レベルの高いソースではサイド有りのほうが、包囲感は格段に向上しますが、
SWのバスレフポート用として開放した穴の効果もあって、先週聞いたときよりも断然好結果

そこで、ストレートデコードとマトリックスモードでの比較をしてみましたが、フロントを同時にならしている限り、これまでよりも音場の広がりの差が感じられません(エコーレベルは60%程度にしぼってあります)
シネマスタジオ系のDSPモードは、主に前方信号がエフェクトとしてリアにミックスされるようですが、本来の残響が付加されているディスクリートのライブソースではサイド設置の恩恵は大のようです

5.dtsのアクションもの

さて、dtsのアクション映画でもと思い、何にしようかと考えるも、サイド効果でそうなソースはなんじゃろ?

・・・って思いながら、ひっぱりだしてきたのは「グラディエーター」

けっこうひさしぶりです

コロシアムの歓声の包囲感が圧巻です・・・といきたいところですが、正直リアのみに比べて格段にサラウンド感が広がったという感じではありません

結果

リアとサイドが異質なスピーカーであること、音圧の揃わない中途半端な鳴らし方。dspのオンオフやソースによってサイド追加の是非が変わってきます

欠点はといえば、やはりリアへの定位が、サイドにもひっぱられることでしょうか?

前後や前方のサイド定位やゆっくりとした移動感の音源でなければ、6畳間における、リニアムをリアに置いたbebe'sとしては、あえてサイドは不要かな?というところで、いったん撤退することにしました。

そのうち、リニアムをもう1組そろえたら、再度挑戦したいと思います