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ハイビジョンカメラ SONY HDV-FX1



2005/1/3

郷里のビデオカメラ好きの父親が、いろいろ処分してFX1を導入したのを、大晦日に帰省して、3日間ずっと触ってきましたので、雑感をまとめてみたいと思います

SONY HDV-FX1

ついにでました民生用初の1080iのハイビジョンカメラです

詳細はニュースリリースソニーのサイトにて

形状・スタイルは、Hi8のVX1からVX1000、2000、2100の一連の流れを汲んだ馴染みのある形ですが、実際にもってみるとまず「重い」

なじんだVX2000と比べて500gの増量ですが、重さもさることながら幅が広く、ひとまわり半くらい大きい感じがします

色は、なんとも微妙な感じで、写真やサイトではガンメタの金属的な印象を受けますが、実際には青みがかかった樹脂っぽい感じで、あまり高級感はありません

余談ながら個人的には、DVの初代機のVX1000の色が好きですね

リアからの眺めです

液晶モニターの位置が上部に変更になったので「HDV」って書いてあるところにテープを収納できます。VX2000では、ここに液晶モニターがあったので、テープは右手側だったので、しいて言えば、テープの出し入れがしやすいっていうメリットがあるかもしれません

ビューファインダーのカバーも、「ふにゃにゃした」ものになって、眼鏡にレンズに押し当てやすくなっていて、アイカップをつかわなくともけっこういけます

このビューファー・・・25万画素のもちろんワイドパネルですが、非常に解像感が高く、見やすいのが第一印象。VX2000が4:3画角ということもありますが18万画素と比べても秀逸です

ハイビジョンになるとライブ映像などをみてもわかるように、NTSCフォーカスがあわないと、フォーマットに対してカメラマンの腕がわかることからも、精細なビューファーは必須と考えたんでしょうかね?

なお、さらに細かい機能としては、右手人差し指のシーソー型のズームボタンの後ろに、デジカメの一部でも採用されている「フォーカス確認用」のデジタルズームボタンがあるのがにくい・・

さらに、実際に撮影していて、VX2000から乗り換えたいと思った最大の新兵器である、液晶モニターとグリップ部の操作ボタン

ローアングルに便利というだけでなく、右手でハンドルをもって、液晶をみるときに、バランスが格段によいのが印象です

たとえば、ウエストレベル(腰の位置=こどもの目線)で、右手でハンドルをもって液晶モニターで撮影しようとした場合、VX2000では、液晶が後ろについているのに比べ、FX-1ではグリップ部を腰の近くの安定した位置で構えて撮影することができたり、左手で液晶をホールドしながらの操作する場合の持ちやすさや前後のバランスがよいわけです

VX2000にないハンドル部のズームレバー&RECボタン

ズームスピードを「H」と「L」と誤操作防止用の「切」に切り替えができます

なお、「H」と「L」のスピードは、別途メニュー内でカスタマイズできるます

手動ズームリングには、昔のハンディカムにあったような取ってが加わり(業務用ではあたりまえか?)、重みのある操作感ですが、テレビで見るような広角から望遠まで瞬時に寄るような、すばやい操作はできません

また、ズームリング下の銀色のダイヤルは、アイリス調整ダイヤルが独立しています(VX2000では、この位置はフェーダーボタン)

パナソニックなどでは、このダイヤルがメニューもシャッターもアイリス(ゲイン)も共有してますが、FX1の場合は、マニュアルでのシャッター速度の切り替えは、背面のジョクダイヤルとアイリスとはわかれています。

わたしにはそこまでの技量はありませんが、アイリスとシャッター速度が同時に調整できるのが、ニーズなんでしょうね

マニュアル調整ボタン

マニュアルとフルオートの切り替えは、左の一番後ろで切り替えます

並び順は前から、アイリス、ゲイン、シャッター、ホワイトバランスですが、実際には、さらに前段にゲインの「H」「M」「L」の切り替えや、ホワイトバランスの「プリセット」or「設定A」「設定B」のメモリーをつかうことになるのでそれぞれ2ステップの操作が必要です

このあたりは、かぎりなくプロ用を意識して、慣れれば迅速な対応が取れるのではないでしょうか?

なお、ゲインリミットも、最大18dBから、最小0dBまでをそれぞれ、「H」「M」「L」に割り当てできるとともに、別途メニュー設定でフルオート時のリミット設定ができるようです

正直室内撮影では、室内に強烈に強いVX2000ではゲインアップしないようなシーンでもゲインがあがるので、どのあたりが最適値なのかを確認する時間はありませんでしたが、照明なしの環境でもそこそこ使える感度は確保されているのかも知れません

HDVとDV

FX1は、DVカメラとしても使えます

撮影モードの切り替えは、メニュー階層内なので、同じテープに混在するようなリスクはないと思いますが、FX1の場合は「1080i」のHDVで撮影したテープを、DV端子(お馴染みの4ピンのIEEE1394)から、DVにダウンコンバートして出力できるので、このカメラのユーザーは、リニアPCMにどうしてもこだわりたい場合以外は、HDVモードを使用することになると思います


1394の出力。RECボタンの後ろからです

なお、DVへのダウンコンバートは、当然というか16:9のスクイーズとなるので、ワイドテレビやプロジェクターでの視聴を前提とすると、これだけでもVX2000よりもほしい機能です

私が撮影した映像を父親にDVテープにダビングしてもらって、自宅で比較視聴してみたいと思います

以上、今回はカメラとして私が感じたFX1の魅力・・・

画質については自分が撮影したものをハイビジョンカメラではみてませんが、父親の撮影済みテープをブラウン管の28インチでみた印象では、「まぎれもないハイビジョン」映像でした

ズームで寄っても、当然すごいですが、なんといっても「引き」の解像感はDVとはケタ違い・・・

まあ、はじめてBSデジタルハイビジョンをみたときの驚きにはかないませんが、それ相当に!?感動画質です

ハイビジョンテレビとの接続は、カメラ右前方に特殊なコンポーネント出力端子があり、これまた専用の特殊ピン→D端子をつかっての接続です

サイズの問題もあるんでしょうが、ここは色差のRCA端子にしてほしかったとこでしょうか?また音声も、ミニジャックに省略されていますから、さらに高画質&音質を求めるひとには、別途専用デッキか、ゆくゆくはブルーレイなどにデジタルダビングしてからってことでしょうかね?

遅れてでる業務用モデルでは、このあたりがBNCになるのかどうかも興味あるところです

ハイビジョン画質の再生互換と編集ダビング

再生互換といっても、さしあたってはハイビジョンで見るためには、このカメラがないことにはテープをもらってもどうしようもありません

VX1000がでたときのDVと同じ環境ですね

今後、民生用として専用デッキが発売されるのかどうかも疑問ですが、業務用途に流れていくのか、はたまたFX1からダビングのできるBru-Rayの発売をまつのか?

ソニーとしては、VAIOで編集してテープに書き戻すか、いまのDVD-Rに、データファイルとしてとりあえず残せるというプランを提示しているようですが(DVD-Rに20分だそうです)、まだまだインフラ整備はこれからですね

余談ながら、父親がFX1導入前に、値ごろ感のあったビクターの720Pのビデオカメラを一時期所有していたときのテープをFX1で再生したのを見てみましたが、さすがに単板のビクターと三板のFX1の違いは明白。30Pのパラパラ映像はいたしかたないとしてもねぇ〜。(ただし、FX1での再生はおそらく720Pから1080iへの変換だと思いますから720Pで出力した映像はまた違うでしょう)

ちなみに、FX1導入を機に、PCもチェンジしました。

さすがに、セレロン1.2GHzのVAIOのW101じゃあ、拡張のしようもなく、私のすすめでベースとして選んだ、モデルチェンジさいたばかりのツクモのemachines

中古でも人気のW101を知人に譲り、液晶モニターを除きほぼとんとんの投資で済み、ドライブもDVDレコーダーとなってHDD容量も増えたことを考えるといい買い物だと思います

J4250という型番で、ペンティアム4の2.8GHzでシリアルATAの7200回転の160GB。メモリは「PC3200 DDR-SDRAM 512MB」っていうたぶん速いやつ・・

こいつにユーリードのメディアスタジオProにHD拡張プラグインでいこうという算段ですが、支障があればCPU交換して、メモリも最大4GBまで増やして、当然ビデオカードも追加して・・・ってことになるんでしょうね〜

参考までにemachinesJ4250のHDベンチの結果はこれ

別の友人Sの最新VAIOの結果はこれ↓

ビデオカードの違いやCPUの差などで、VAIOに軍配です

どっちにしても、ハイビジョン編集はPCには鬼門になりそうですね

余談

なおFX1のレンズは、VXシリーズと同系のSONY民生用フラッグシップではじめて「ツァイス」を冠してきました

商売用のカールツァイスブランドイメージ戦略機と違った、SONYのやる気というかHD初代機への意気込みを感じますね

なお、うちにあるツァアイスといえば、嫁さんのおじいさんがつかっていたという双眼鏡

値打ちがあるのかどうかはわかりませんが、皮のケースにはいってなかなかに渋いもんです

ツィアイスといえば、対抗馬がPanasonicは、ライカ・・・。

最近は、デジカメにもライカをアピールしている感もありますが、あのデジカメなりビデオカメラの値段でいいレンズが搭載できるはずもなく、どうしたものかと思いますが・・・

・・・ライカといえば、カメラ好きの知人宅でたいそう値段の高そうなのを見てきました↓

これ盗んで売ったらFX1とパソコンが買えそうなもんですがね〜

PS

このカメラのオーナーの郷里は、「山古志村」

こちらに、震災以前の美しい山古志村の写真がアップされています

Finepix.comのデジタルフォトコレクション
ニックネーム「さくら」でヒットしますhttp://collection.photosquare.jp/open_image_list.php?ad=16803&page=0

なお、写真は35mmからフィルムスキャンしたものです。