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2006/4/23 プレミアプロが2.0になりました HDV編集環境対応のため、パソコンを強化し、PremiereのHDVプラグインで対応してきましたが、ようやく2.0となり、待望の「HDVネイティブ」に対応できるようになりました。 思えばこの1年、未知のHDVのファイル形式=m2tの取り扱いにはずいぶん悩まされました 前バージョンの1.5でも、HDVカメラからのキャプチャーと編集、テープへの書き出しはできたのですが、いかんせん1.5で使う独自のAVIのファイルが、他のアプリケーションと互換がないというのが最大のネックでした。 PeremierePro1.5時代の難点 テープからキャプチャーしながらバックグラウンドで、編集用のAVIファイルをつくる仕様のため、まずオリジナルのMPEGファイルが残らない。 また、撮影素材をライブラリするのに、MPEGファイルとして書き出したくても、これができない たしかに、変換ファイルは音声をAACからPCMに変換されていて、フレーム単位編集が可能なフォーマットにエンコードされていて、プレミア上での編集レスポンスはよく、また、ファイル再生時のコーデック負荷も軽かったりするのはよい点なんですが、いかんせんこのaviファイルのコーデックが公開されておらず、ペガシスのTMPGシリーズでカットや変換ができないことが難点でした そのため、これまではテープからのキャプチャーにはユーリードのビデオスタジオ9(プラグイン対応)により、MPEGのままキャプチャーと簡単なへんしゅうしたり、ペガシスのTMPGEncのMPEGEditor2.0でカット編集やトランスコードをしたりしてオリジナル画像をライブラリ化してきたり、DVDやウィンドウズメディア形式へ変換したりしてきました また、一時期は、試用版のプレミア用のプラグインなども試したりしたものの、テープへの書き戻しができないなど決定打はなしという状態でした そうこうしているうちに、昨年末にピナクルからHDVネイティブ&スマートレンダリング&テープへの書き戻しができる「スタジオプラス10」がリリースされたので、これまたどうにゅしたものの、このソフト、我が家の環境では、ほとんどといっていいほど、まともに動いたことがない状態 原因は不明で、ごく最近、バージョン10.5になるパッチファイルがでたものの、いまだにまともに動きません 期待はずれのネイティブ編集 Adobeからのバージョンアップのお知らせのDMやメールに気がつかなかったのか、バージョンアップをしったのが、ひと月ほど経ってから店頭で見かけたこと。 さっそくWEBで調べてみると、たしかに「HDVネイティブ対応」となっていたので、さっそく導入しました 今年になってから、回線を光に変えていたのでダウンロード購入でもよかったのですが、とくに値段が安いわけでもなく、取説冊子つきの、製品版(アップグレード版)を購入しました ところが、「これで、HDVのカット編集をさくさく扱えるぞ」と期待したものの、インストールして、既存のライブラリファイルをプレミア2.0に読み込んで、MPEG2に書き戻そうとしたところ、なんと・・・・全編再レンダリングとなります アドビのユーザーフォーラムや雑誌を調べてみたら、どうやらネイティブ対応とはいえ、出力時に全編レンダリングになる仕様のようです たしかに、MPEGをプレミアに読み込ませることができるのは大きい利点でありますが、読み込んだとたんに「最適化」が行われ少し待たされます。 この最適化が完了するまでは、プレビューもできない状態なので、おそらく裏でプレビュー用のファイルがつくられているんでしょうが、VAIOのプロキシやTMPGのエディター、ビデオスタジオのように、本レンダリング時には、未加工部分とGOPのつなぎ以外についてはスマートレンダリングに対応してほしいもんです プレミア2.0の特徴 まず、アプリケーションがDVD-ROMになり、ケースはトールケースになりました インストール後の容量は約950MBですから、けっこう大きいアプリケーションです 余談ながら、歴代の「馬」じゃなくなったのがなんとなく残念な気もしますが、まあどうでもいいことです
起動画面は、1.5と同じで最近使用したプロジェクトが表示されます
新規プロジェクトでHDVがプリセットされているのは、1.5と同様(コラム343)ですが、フルHDの1920とHDV用にわかれていて、HDVだけでなくHD編集にも対応できるようです。
2.0からインターフェースがかわり、ひとつのウィンドウのサイズを替えると他のウィンドウが伸縮するようになりました すでにElementsで対応していたことは知っていたのですが、つかってみるとけっこう便利なものです その他、標準でエフェクトタブが左下に独立して、ツールパレットが右側に変更されています(写真右は1.5) なお、プレビュー用のプロジェクトウィンドウを広げるとこれくらいになります 19インチだとそこそこ見やすい画面になります その他、用途によりけりでしょうが、2.0になって便利になったのは、モーションやエフェクトの設定画面です 通常撮影したものを編集するにはあまりつかわない機能でしょうが、AfetrEffectの手を借りずに、モーションロゴやイチから作品をつくっていくときなどは重宝します。
その他便利な機能としては、Premiere上からガイドフレーム付のPhotohsopファイルをつくったときに、1.5では720×576のピクセルサイズでつくられたのが、2.0では1920×1080がつくられるため静止画をHDVに取り込むときに、縦横比を気にする必要がなくなりました
HDVファイル出力 待望のHDV形式のMPEG出力機能です プリセットにHDV 1080i の30フレームが設定されています。HDV用にビットレートはCBRの25Mbpsで、このまま書き出せば、互換性のあるMPEG2が作成できます
不思議なことに、プレミア2.0の場合は、テープからキャプチャー時には、拡張子がmpgとなり、書き出すときはm2tになります。 このあたりは、設定がどちらか選べるとよいのですが、m2tだと、そのまま再生できるソフトが少ないので、書き出したあと、TMPEGEncのEditor2.0で無劣化で一般のMPEG形式にトランスコードしています。 いちおう拡張子だけをm2tからmpgに書き換えれば、たいていのソフトでは再生できるんですが・・・ プレミア2.0の課題 さて、問題は、前述したようにこのエンコードが全編レンダリングとなること たとえば、テープで撮影したものをプレミアで読み込んで無編集のまま、別のテープに書き出そうとしても、エンコードがかかることです これは、「HDVネイティブ対応」を謳うアドビとしても、知っていながらも苦しい言い訳にしか聞こえない もちろん、GOPのMPEG素材をフレーム単位で編集して書き戻すためのエンコードの必要性は理解できますが、手を加えてない箇所は、そのまま元素材から読み込んで一時ファイルに書き出す機能はほしいものです 同様の機能は、ピナクルのスタジオ10でもできているし(運がよければですが)、テープには書き出せないものの、入門用のビデオスタジオ9でも同様にスマートレンダリングに対応しています もしかしたら、コーデック提供のメインコンセプトから市販のプラグインと同様機能になることから認められなかったのか? マシンスペックと対応フォーマット Premiere2.0のでHDV編集時の必要スペックは http://www.adobe.co.jp/products/premiere/systemreqs.html Pentium4の3.4GHz以上、メモリは2GBを推奨となっていますが、我が家のマシンは530J=3.0GHzです 通常の編集ではCPUのクロックの不足はあまり感じません。トラックオーバーレイを重ねた状態でのリアルタイププレビューは困難ですが、いったんプレビューファイルをつくってしまえば問題ありません(このプレビューファイルをつくるのに時間かかりますが) 搭載メモリに関しても、今回PC3200の2GBのデュアル動作(512MB×4枚)に増やしましたが、編集中の使用メモリをモニターしている限りでは、1GBを超えている程度なので、1.5GBあれば十分だと思います(レンダリング中はかなり消費されますが) また、グラフィックボードについても、特段の指定はないようですが、プレミアのGPUアクセラレーションプレビューをつかうには、nVIDIAだと6800Ultraまたは7800となっています 幸いなことに、我が家のマシンは6800Ultraを積んでいるので、GPUのプレビュー機能が快調に動きます 現在のところ、HDVやHDをリアルタイム編集するためのハーウェアボードは、業務用途のみで非常に高価なので、操作感としては、一昔前のDV登場&民生PCでのノンリニア編集時代にもどった感があります マシンスペックが低い場合は1.5やカノープスなどの編集専用ファイルをつかうアプリのほうが現実的なこともたしかですが、いまどきMPEGの読み込みと書き出しができないのもなんですしね ちなみに、デジカメ撮影のモーションJPGも2.0になって読めるようになりましたし、1.5で作成したプロジェクトやAVIも読み込めます また、プレミア用のプラグインですが、今回必要があってカノープスのVideoFXっていう3D系のトランジションプラグインを入れたのですが、2.0では動作しないことがわかりました
アドビのサードパーティには掲示があるのに、さすがにいい加減なAdobeです 一方で、問い合わせしたカノープスのサポートは非常に親切で、今後の対応パッチに期待です (なお、1.5のHDVに対応するには、カノープスから対応パッチを当てる必要があります) いまのところ、このFXのためだけに1.5を残していますが、1.5で素材を読み込むためには、AIV形式で書き出す機能がないとだめなんですが、2.0になって、1.5と同様のAVIファイルが作成できないんですね MPEG対応にしたのはいいけど、1.5時代のAVIファイルを作成する機能くらい残しておいてほしいもんです まとめと今後の要望事項 HDVファイルのスマートレンダリング対応を望みます あとは、Adobeじゃなくて、自分のマシンのCPUを現行3.0Ghzから3.6GHzに取り替えたいところ 915GのBTXマザーなので、デュアルコアは非対応。単純に560Jあたりを入手して取り替えても熱の問題はないのかな? |